山本ゼミ(デザイン)の取り組み:「茗荷谷駅」のプロジェクト
■東京メトロ「茗荷谷駅」のプロジェクトについて
デザインゼミでは、生活に関わるモノや空間のデザインを読み解き、社会に対して提案や提言することを目標としています。
「茗荷谷駅」のプロジェクトでは、改札外の空間を対象に人と人が出会う「待ち合わせ場所」を創出する想定で取り組みました。



茗荷谷駅でのフィールドワーク(協力:東京メトロ)
そのために、茗荷谷駅と周辺を対象に文献調査・フィールドワークを実施し、グループによる調査と個人による提案・提言の制作まで実施しました。
本取り組みは、東京メトロさんのご協力によって実施することができました。



ゼミ風景:グループごとに課題を抽出していく
■文献調査・現地調査
*2024年度テーマ「茗荷谷駅」の取り組み:学生作品より抜粋
*2024年度テーマ「茗荷谷駅」の取り組み:学生作品より抜粋


撮影・使用許諾:東京メトロ
- 事前調査で、文京区が学問と歴史、自然を大切にしていることが分かった。
- 茗荷谷駅は、人がたくさんいるが、わかりやすい待ち合わせ場所が無く、駅に初めて来る人にとっては待ち合わせしづらいという印象であった。
- 光の入り方や、使われている建材が、暗く、冷たいイメージを持たせているように感じられた。
■待ち合わせ場所の提案
*2024年度テーマ「茗荷谷駅」の取り組み:学生作品より抜粋(R.Sさん)
*2024年度テーマ「茗荷谷駅」の取り組み:学生作品より抜粋(R.Sさん)

撮影・使用許諾:東京メトロ
デザイン意図
- 改札から出て、ぱっと目に入る場所にわかりやすい待ち合わせ場所を作った。
- 色がはっきりとしたオブジェを作ることで光が入っているわけではないが、視覚的に明るい空間にした。
デザインのねらい
- 「MYOUGADANI」のMと駅番号のM23を掛け合わせた。
- 文字をミョウガカラーにして、明るい雰囲気にした。
- 天井や床に区の祭りの花の絵を配置することで、華やかな雰囲気にした。
- 茗荷谷駅周辺は文京区のイメージと一致していると感じられたので、文京区のマークを取り入れた。
- ポールをアーチ状に設置することで、待つ人たちが寄りかかれる空間を作った。