西原ゼミ「わたしのベスト3」

⼤学⽣活4年間を彩った作品ベスト3
パサチキ
第 1 位 「学園アイドルマスター」(『学園アイドルマスター』バンダイナムコエンターテインメント、QualiArts)
「あなたを、プロデュースさせてください」。名門アイドル養成校である初星学園のプロデューサー科に入学したプレイヤーは、トップアイドルを育てるという夢をもっている。新米プロデューサーとしてアイドルの卵である生徒たちをスカウトしプロデュースしていくも、この学園の生徒たちは曲者ぞろいのトンデモ少女ばかりで――。
この作品の魅力は様々あるが、その中でも強く挙げられるのが「成長」である。この作品のリリース当初、プレイアブル実装キャラクター9 名の声優陣は全員が新人声優である。当初は、アイドル達よりもサブキャラクターの声優の方が豪華と揶揄されることもあった。しかしキャラクターと共にライブを重ね、拙いところもあった声優たちのダンスや歌唱パフォーマンスがめきめきと上達していくその様は、まさに画面越しに見たアイドルの育成過程そのものだった。思わぬ方向からもプレイヤーを魅了するこの作品が、私の大学生活を最も彩った作品である。
『学園アイドルマスター』
第 2 位 ⻄修「魔⼊りました!⼊間くん」(『少年チャンピオン』秋⽥書店)
この作品は、ひょんなことから悪魔たちの住む魔界へと来てしまった、大食いと圧倒的な危機回避能力を除けばごく一般的な少年の鈴木入間が主人公のマンガ作品である。人間であることを隠しながら、悪魔の名門学校「バビルス」へ入学した入間だったが、入学先のクラスは手に負えないほどの問題児が集う問題児(アブノーマル)クラス。平穏無事に過ごしたい入間だったが、悪魔たちと過ごすうちに様々な問題が起こってしまう、といったストーリー構成になっている。公式のスピンオフ作品としてマフィアパロディがあり、原作と共に人気を博している。
この作品は、作者の西修先生がインタビューなどで「一番やさしくて、一番熱い少年漫画」にしたいと述べている。実際に問題児クラスに通う悪魔たちは、悪戯が好きなだけだったり、強い悪魔と戦うのが好きなだけだったりと、根は素直でいい子の悪魔ばかりだ。あたたかくて笑えて時々ハラハラ。そんな少年マンガ作品をお探しの方には是非とも薦めたい作品である。
「魔⼊りました!⼊間くん」秋田書店コミックス・書籍ページ
第 3 位 ⽥⼝翔太郎「裏バイト:逃亡禁⽌」(『裏サンデー』⼩学館)
近年問題になっている「闇バイト」。その更に上の危険度を誇る、特殊な仕事をご存じだろうか。この作品は特殊なルートを通じて「裏」と呼ばれる仕事を遂行する、黒嶺ユメと白浜和美の二人の女性を描いたマンガ作品である。この作品の見どころは破格の報酬と引き換えに身の危険のある仕事をこなしていくところなのだが、不可解な現象を二人で躱しつつ上手く仕事を完遂する過程で登場する「異常存在」は、作者の凄まじい筆致で描かれており、読者の本能的な恐怖を煽る。
さて、この作品には主人公の2人よりも人気のあるキャラクターがいる。それは、篠月橙と呼ばれる少女である。彼女はポジティブを体現した人物であり、また非常に頭の出来がお粗末と評される。怪異と相対しても怪異と気付かず人間のように扱い、祓うべき異常存在と肩を組んで帰ってくるような、とんでもない登場人物である。ホラーとコメディを完璧なバランスで描くこの作品は、私の大学生活に刺激を与え続けてくれた作品である。
「裏バイト:逃亡禁⽌」『マンガワン』(小学館)
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