みは
川島ゼミ 観劇レポート(2025年6月期)
『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2025 “KINGDOM” 』
2025年6月5日(木)17:00/東京ドーム

画像:『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2025 “KINGDOM” 』公式サイトから引用
(https://m.tribe-m.jp/ldh_page/tour_3jsb_kingdom)
(https://m.tribe-m.jp/ldh_page/tour_3jsb_kingdom)
“KINGDOM”というライブを観に行った。いや、まさに”王国”に入国してきたという表現の方が正しいと感じられるほど、メンバー7人の威厳、そしてデビュー15周年というベテランの風格を体感させられたライブだった。三代目 J SOUL BROTHERSは、LDH JAPANに所属するダンス&ボーカルグループで、2人のボーカルと5人のパフォーマーで構成されている。ドームツアーは今回で8回目となる。開演17時。まだ日没前で、天井からの日差しを感じる薄明るい東京ドームに、オープニング映像が流れ出し、7人の王たちが重低音を強調したダークなビートを響かせて登場した。
観客の大きな歓声と共にオープニングがスタートした。王冠やファーの付いたコート、ビジューやストーンが散りばめられた衣装を身に纏ったメンバーは、2014年から2024年の間にリリースした代表曲を6曲パフォーマンスした。前方のメインステージから登場し、花道を通り、後方のサブステージ、そしてトロッコに乗って外周を回るという移動を6曲の間でやり遂げながら、コールアンドレスポンスや観客も一緒に踊れるダンス曲を織り交ぜ、ファンとの一体感を作り上げていく。どの時期からのファンでも楽しめる選曲。そして、登場早々のメンバーの移動による視点の移り変わりという仕掛けは、観客のボルテージをさらに上げさせる素晴らしいオープニングだった。
中盤では、ツアー初披露の曲や、メンバーそれぞれのソロショーケースが披露された。セットを使った演出やバッグダンサーとのコラボパフォーマンスなど個性溢れる演出が印象的だった。終盤には、メンバーだけでなく観客側の運動量も多いであろう、会場全体で盛り上がれるメドレーがノンストップで披露された。

東京ドームなど小さく感じてしまうくらいの迫力のあるパフォーマンス、一人一人が放つ眩しいオーラ、会場全体で創り上げる美しい演出など、語り切れないが、とにかく本当に行ってよかったと思わせてくれるライブだった。彼らは、この公演でグループ初となる単独スタジアムライブを10月に開催することを発表した。まだまだ大きなステージへの挑戦を続けながら、7人が創りあげるステージをまた観に行きたいと思う。