この章のねらい:
インターネットを安全に利用するには、情報倫理について学ぶ必要があります。
インターネットは、誰もがアクセスできる、公共の仮想空間(サイバースペースとも言います)です。仮想空間といっても、まぎれもない現実です。
私たちは、公共の場所では「人に迷惑をかけないようにする」「他人と良好な関係を保つ」といった心構えや、危機管理についての知識を備えることが求められます。それが、社会に生きる人間として、必要なことだからです。
これと同じように、インターネットも公共の場所であり、そこで生きるには、心構えや知識が必要になります。それが情報倫理なのです。
インターネットには、様々な特質があります。その概要を理解することが、情報倫理を考えてゆく上でも重要です。
e教材:インターネット社会の特質(6分)
e教材:インターネットにおける秩序の形成(3分30秒)
情報倫理は、皆さんを規制する「ルール」ではありません。インターネットを活用して、人生を豊かなものにしてゆくために、個人個人が自分の中に持っておくべきものです。
そして、これからのインターネット社会の変化に応じて、新しい情報を手に入れ、常に自分の中の情報倫理を問い直してゆくことが大切です。