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西原ゼミ「わたしのベスト3」
大学生活を支えてくれた作品
お酢
第1位 和山やま『カラオケ行こ!』(株式会社KADOKAWA)
合唱部の部長の中学3年生、岡聡実と組長主催のカラオケ大会の罰ゲームを回避すべく、歌がうまくなりたいヤクザ成田狂児がカラオケに行く物語。聡実はカラオケで狂児の歌のレッスンをし、最初は嫌々だったが、徐々に2人に奇妙な友情が生まれる。思春期ならではの繊細な心に、狂児は土足でずかずか入ってきて、それが読んでいてとても心地が良いです。
大学1年の頃にこの作品に出会ってから何度も読み返し、実写映画も何度も観ました。展開が分かっていても聡実と狂児の絡みを何度も覗きたくなります。
「カラオケ行こ!」和山やま [ビームコミックス] - KADOKAWA
「カラオケ行こ!」和山やま [ビームコミックス] - KADOKAWA
第2位 柴田けいこ『パンどろぼう』(株式会社KADOKAWA)
パンどろぼうという、パンが大好きでパンを盗むどろぼうが、町のパン屋に繰り出しパンを盗むとこから始まる物語。ところがその盗んだパンはとっても不味く、パンどろぼうがパン屋に口出しをしに行ったところ、予想外の展開、様々な出会い、事件が起こり、読む手が止まらない作品。パンどろぼうの表情が豊かで読んでいるとゲラゲラ笑える場面が多数あります。現在パンどろぼうシリーズは6作品あり、どれもパンどろぼうの可愛さが詰まった傑作です。
昨年の夏にパンどろぼう展があり足を運んだところ、パンどろぼうの表情の豊かさに心を奪われどっぷりハマりました。卒論に行き詰った時に読んで元気をもらっていました。
『パンどろぼう』柴田ケイコ [絵本] - KADOKAWA
『パンどろぼう』柴田ケイコ [絵本] - KADOKAWA
和山やま『女の園の星』(『FEEL YOUNG』祥伝社)
ある女子校の担任、星先生が女子校で起こるくだらない日常を描いた物語。くだらなくて面白い、そんな星先生たちの日常を描いています。現在第4巻まで出版されており、話に所々伏線が散りばめられているのも魅力の一つです。星先生と小林先生の掛け合いや生徒たちの ちょっとした会話、フィクションなのにノンフィクションのようなところは共感できる部分が多くあり、何度読んでも飽きない作品となっています。