西原ゼミ「わたしのベスト3」

くすりと笑える2024年ベスト3
かなめ
第1位 ネブクロ「訳アリ心霊マンション」(新潮社)
家が貧乏だった主人公の薫は、夢の不労所得のため中古のマンションを購入した。しかしそこは、怪現象が多発するいわゆる訳アリ物件であり、そんな場所に住む人間などいるはずもなく、入居者はゼロ。どうしようかと悩んだ結果、薫は「人が住まないのなら幽霊を住まわせてしまえ」というとんでもない発想に至る。
薫は、幽霊を怖がらないばかりではなく、なんら普通の人間と変わらない態度で幽霊に接する。そのため幽霊たちは拍子抜けして、薫のマンションに引っ越すことにするのだ。薫は、幽霊たちに家賃を払ってもらうために仕事まで紹介するほどだ。そんな不思議な人間・薫と幽霊たちが織り成す、ハチャメチャな日常ものがたり。

訳アリ心霊マンション 紹介サイト(pixivコミック)
第2位 九井諒子「ダンジョン飯」(『ハルタ』KADOKAWA)
ダンジョンを冒険しながら、食を描いた物語。主人公である冒険者のライオスたちは、ダンジョンの奥深くでレッドドラゴンとの戦闘に陥る。しかし、一行は空腹が原因で壊滅状態となってしまう。ライオスの妹であるファリンがドラゴンに喰われながらも魔法を使ったおかげで、ファリンを除く一行はダンジョンの外へと脱出する。しかし持ち物やお金もなく、絶望的な状態になってしまう。
彼らはファリンを救うために再びダンジョンへと挑み、さらに空腹を解消するためにダンジョン内のモンスターを材料に食料を自給自足することに。途中でダンジョン飯に詳しいセンシがパーティーに加わったことで、新たな食材を恐れることなく調理できるようになるのだった。

ダンジョン飯 紹介サイト(コミックウォーカー)
第3位 野田サトル「ゴールデンカムイ」(『週刊ヤングジャンプ』集英社)
この作品は、明治末期、アイヌ人が隠したという金塊をめぐり、北海道、樺太、ロシアで、さまざまな男たちが暗躍するサバイバルバトルである。日露戦争の死線を潜り抜けた「不死身の杉元」の異名を持つ退役軍人・杉元は、幼馴染の目を治療するために金塊を探していた。そんな時、アイヌの金塊が「のっぺらぼう」という男によって隠されたということを知る。そのことを話した男は、金塊の在処を示す刺青人皮の持ち主だったのだ。杉元は、その男を追う過程でアイヌの少女アシㇼパと出会う。彼女の父こそ金塊を守り死んだ1人だった。ここから、謎を解き金塊を探す2人の旅が始まる。

ゴールデンカムイ 公式サイト(週刊ヤングジャンプ)

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