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西原ゼミ「わたしのベスト3」
2024年元気をくれたで賞ベスト3
陽だまりの朝
第1位 泥ノ田犬彦「君と宇宙を歩くために」(『アフタヌーンKC』講談社)
勉強もバイトも長続きしないヤンキー高校生の小林。ある日、彼が通う高校に、変わり者の宇野が転校してきます。出来ないことを諦めずに工夫して頑張る宇野に出会い、小林も変わろうと行動を起こしていく。本作はそんな二人の友情の物語です。
日常の中の「できないこと」や不安に寄り添ってくれる、苦しくも温かいストーリーが魅力です。作中で、主人公だけでなく様々な登場人物が「自分のちょっと好きじゃないところ」や「人よりうまくいかないこと」を抱えながらも、それを克服しようとしたり、逆にそれを受け入れたりする様子が描かれます。少しでも悩みを抱いたことのある人ならば、必ず心に響く作品です。
君と宇宙を歩くために 公式サイト(コミックDAYS)
君と宇宙を歩くために 公式サイト(コミックDAYS)
第2位 にいさとる「WIND BREAKER」(『マガジンポケット』講談社)
他人に拒絶されて育ってきた桜遥は、不良校として有名な風鈴高校のてっぺんをとるために入学します。しかし風鈴高校は、『ボウフウリン』と呼ばれる街を守るヒーロー集団になっていました。
本作は、一人で生きてきた桜が様々な人と出会い、成長していく物語です。それぞれのキャラクターが、異なる思いを抱え衝突しますが、基本的にはすっきり解決します。そのため、ドキドキハラハラしたいけど後味は良い作品を読みたい! という人にオススメです。また、ストーリーだけでなく登場人物の成長も胸熱展開が多く、見どころの一つです。
WIND BREAKER 公式サイト(週刊少年マガジン)
WIND BREAKER 公式サイト(週刊少年マガジン)
第3位 盆ノ木至「吸血鬼すぐ死ぬ」(『週刊少年チャンピオン』秋田書店)
真祖にして無敵と謳われる吸血鬼・ドラルクを退治するために城へとやってきた吸血鬼退治人・ロナルド。しかし、なんとその正体は史上最弱のザコ吸血鬼で⁉︎
なんやかんやでドラルクの城を拭き飛ばしてしまったために、ドラルクとその使い魔のアルマジロ・ジョンと同居することになったロナルドが、シンヨコの吸血鬼や時には人間に振り回されるコメディマンガです。スピード感と怒涛の展開が癖になります。落ち込んだ時に読むと、悩みがどうでも良くなっていくので、「もうなんか今日はバカみたいに笑いたいぜ!」という時に是非読んでほしいです。登場人物のビジュアルも魅力的なので、美形好きな人も是非覗いてみてください。
吸血鬼すぐ死ぬ 公式サイト(秋田書店)
吸血鬼すぐ死ぬ 公式サイト(秋田書店)