西原ゼミ 「大学生で出会った作品ベスト3」

[大学生で出会った作品ベスト3]
ぬるまゆ
第1位 鍵空とみやき「ハッピーシュガーライフ」(『GANGANJOKER』SQUARE ENIX、2015年)
愛を知らない女子高校生の「さとう」とさとうに拾われた少女「しお」の2人が「愛」とは何かを追求していくお話です。様々な人の醜い愛のカタチを見て、さとうはしおに抱く純愛を守り抜こうと奔走します。「愛」とは何か、人を想う気持ちや行動など、対人関係についても考えさせられます。作画と内容のアンバランスさが魅力的で、2018年にアニメ化した作品です。
(参考情報:ハッピーシュガーライフ
第2位 浅野いにお「おやすみプンプン」(『週刊スピリッツ』小学館、2007年)
プンプンという名の平凡でごく普通の少年が愛子という少女に出合い、成長していくお話です。ドラマや映画を視聴したような読後感を味わえる濃密な内容のマンガとなっています。説明するより読んでいただいた方が早いくらい、これだ!と内容をまとめきれないものです。誰にでも起こり得る、誰もが一度は感じたり考えたりする思春期の葛藤や苦しみ、そこから徐々に現実が狂っていってしまう恐ろしさなど、非常に多くの苦悩や究極の愛に満ち溢れた作品です。そしてマンガの常識を破ってくる表現の数々に圧倒されました。趣味や商業でマンガを描いている方も一度読んでみてください。表現の勉強になると思います。人生を考えすぎてしまう人は、これを読んでさらに考えをこじらせ、深めてみるのも良いでしょう。
(参考情報:SHOGAKUKAN COMIC
第3位 涼川りん「あそびあそばせ」(『ヤングアニマルweb』白泉社、2016年)
可愛い女の子たちがワイワイしている内容です。華子、オリヴィア、香純の美少女3人が一緒にサークルを作ったり、遊んだりして青春を謳歌するお話です。読んでいる人は今頷いてくれていますね。女子高校なので、若干百合の要素も入っています。そういうものが大好きな人も楽しめると思います。こんな学校生活を送ってみたかったと思わせる内容についほっこりしてしまいます。登場人物たちの可愛らしい顔ももちろんのこと、表情豊かな作画が多く、こちらも笑顔がこぼれてしまう作品です。テンポが良いため、暇なときや隙間時間でもサクサク読めます。キャラクターの表情や登場人物の心情の変化を描くことが苦手な方にも勧めたいです。きっと参考になると思います。一度で良いので試し読みをしてみてください。
(参考情報:ヤングアニマルWeb

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