西原ゼミ 「大学生で出会った作品ベスト3」

[大学生で出会った続きが早く読みたくなる作品ベスト3]
おかか
第1位 NAOE「東京エイリアンズ」(『月刊Gファンタジー』スクウェア・エニックス、2020~)
ごく普通の高校生活を過ごしていた郡司晃だったが、帰りの電車で老婆の姿をしたエイリアンとそのエイリアンを捕まえようとする同級生の天空橋翔が対峙している場面に巻き込まれてしまう。郡司晃は、この日エイリアンと地球にいるエイリアンを管理する組織、「AMO」という存在を知る。そしてひょんなことから自らも「AMO」に所属し、エイリアンとバトルしていくことになるアクションマンガである。バトルマンガではあるが、登場するキャラクターが個性的で基本的にコミカルに描かれ面白い。しかし、本人も知らない郡司晃の正体や上司の雨宮零士の真の目的など多くの謎もあり、今後の展開が気になる作品である。
第2位 ひろちひろ「ふたりで恋をする理由」(『マーガレット』集英社、2018~2023)
まず絵がとても綺麗なことが魅力で、登場する人物たち全員が美男美女で眼福である。まるで絵画を見ているような気分になる。主人公のうららは電車の中で助けてくれた愛慈先輩を好きになり、追いかける恋をするが、振られてしまう。失恋で落ち込んでいる時に現れたのがうららに好意を持ってくれたオビだった。オビに気持ちが傾くが、愛慈先輩の幼馴染で失恋した時に支えてくれた美園にも告白され、二人の男子の間で気持ちが揺れ動く。美園もオビもタイプの違うイケメンでアピールの仕方も違い、毎回胸キュン必須である。最後にうららはどのような選択をするのか、ドキドキの展開にも注目の作品である。
第3位 いちのへ瑠美「きみの横顔を見ていた」(『別冊フレンド』講談社、2022~)
高校1年生の男女4人、全員が片思い中。オムニバス形式で主人公が変わっていく、4人全員が主人公の物語。一人一人が主人公になって初めて、誰が誰に恋をしていて、どのような思いを持っているのかが明らかになっていく。全員が交わらない恋をしており、切なさもあるが、誰かを好きだと思う気持ちは自分を強くさせ、人を好きになることは素敵なことだと思わせてくれる。今は一方通行な恋だけだが、今後それぞれの思いが交わっていくのか、どうなっていくのか気になる作品である。

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