科目名 | 心理学概論 | |
担当者 | 板東 充彦 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 心理学の基礎知識 | |
授業の達成目標 | 心理学の基礎知識を習得し、心理学を構成する領域について説明することができる。これをもとに、自分と周囲の人々の心の働きについて心理学の用語を用いて説明することができる。また、心の問題とそれに対する対処の方法に関する基本的な知識を習得し、それをもとに心理的健康を維持・促進することができる。 | |
今年度の授業内容 | まず、歴史を踏まえて「心理学」という学問の概観を学ぶ。続いて、「発達心理学」の概略を捉え、年齢による発達の特徴や課題について学ぶ。パーソナリティ(性格)は、感情機能の構築と共に人の発達過程で形作られる。感覚・知覚の特徴、学習・記憶・思考の仕組みを捉え、行動を起こす動因としての欲求と動機づけについて学ぶ。人の心は、他者と関わる社会的場面においても作用する。その基礎的理論である社会心理学について学び、社会的な問題として犯罪と非行の心理を捉える。最後に、ストレス及び心理的反応を生じさせる脳の構造と機能について概観したうえで、自身と他者のメンタルヘルスの維持・促進の技法の基礎を学ぶ。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に教科書の該当箇所をよく読み、疑問点などを確認しておく。また、当該テーマの問題意識をもち、積極的に授業に参加できるようにすること。授業後は、再度教科書の該当章を読んで復習するとともに、小レポート課題に回答することを通じて理解を深める。また、学生による質問と感想を読み、新たな視点を得ること。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 教科書・参考資料・配布資料等により予習・復習を行うこと。 | |
第1回 | 心理学について | |
第2回 | 発達Ⅰ:学童期まで | |
第3回 | 発達Ⅱ:青年期以降 | |
第4回 | パーソナリティ(性格) | |
第5回 | 感情 | |
第6回 | 感覚・知覚 | |
第7回 | 記憶 | |
第8回 | 学習 | |
第9回 | 動機づけ・欲求 | |
第10回 | 社会心理学 | |
第11回 | 犯罪と非行 | |
第12回 | ストレス | |
第13回 | 生理・神経心理学/心理療法 | |
第14回 | 授業のまとめと振り返り | |
授業の運営方法 | 講義形式で授業を行う。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 毎回の小レポート課題について、翌回の授業で振り返りを行う。また、学生の質問と感想を抜粋のうえ紹介し、講師のコメントを伝える。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | なし |
小論文・レポート | 70% | 毎回の小レポート課題及び感想。内容と積極性で評価する。 |
授業参加 | 30% | 熱心かつ協力的な授業態度。 |
その他 | 0% | なし |
テキスト | 二宮克美・山本ちか・太幡直也・松岡弥玲・菅さやか・塚本早織著(2021)『エッセンシャルズ心理学-心理学的素養の学び- 第2版』福村出版、2600円 |
参考文献 | 水原幸夫編(2016)『入門心理学ー実験室からフィールドまで』ナカニシヤ出版、2200円 無藤隆・森敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治著(2018)『心理学 新版』有斐閣、4620円 鹿取廣人・杉本敏夫・鳥居修晃・河内十郎編(2020)『心理学 第5版補訂版』東京大学出版会、2640円 その他、適宜紹介する。 |
その他、履修生への注意事項 | 教室で対面授業を行う。 ポータル「コース学習」を通じて授業資料を配信する。 受講者は毎回、授業2日後の20:00を期限として、Googleフォームで小レポート課題と感想を提出する。それを受けて、教室や紙面でディスカッションを行う。 出席は教室でスマホからポータルにアクセスして取る。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |