科目名 | コスメティック文化論 | |
担当者 | 柳澤 功 | |
開講期 | 2025年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業形態 | 対面(全回対面) | |
オンライン実施回 | — | |
全回対面 | ||
授業題目 | 日本における化粧文化の変遷 | |
授業の到達目標 | 化粧品(コスメティック)は、現代女性においては欠かせないものとなっている。メイクアップのみならず健やかな肌を保つためのスキンケア、さらには髪や爪に関する美容品もある。人々の美意識や清潔感、そして、個性が変化し、それらは歴史とともに密接に結びついている。色や意味合い、成分や機能も大きく変化した。化粧品を提供するメーカーでは、それらに併せて日々開発が行われ、時にはトレンドを形成させるような創り出したムーブメントもある。この授業では、歴史に伴う化粧品の変遷を理解するとともに、コスメティック業界の現状も把握し、歴史、文化、社会の関わりについて考察する視点・思考を持つことを目標とする。 |
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今年度の授業内容 | “100年後の化粧文化を創造する” 私たちの国、日本には独自の化粧文化がある。縄文時代の土偶の顔の赤い顔料に始まり、江戸時代には結婚した女性のお歯黒の風習が広がりました、身だしなみや礼儀と関係し、変遷してきた化粧文化を授業内で想像し、その時代時代の状況を創り上げる。最終的には、歴史の流れを汲み取り、想像し、100年後の化粧文化を誰よりも先に創造する。本授業に参加する皆さんとともに歴史と文化をつくる授業を目指す。 |
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準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ・授業資料は原則、前日に学修ポータルサイトに掲出する。各自で授業前にダウンロードした授業資料に目を通し、疑問点などをあらかじめ整理しておくこと。 ・授業後は授業資料および自身が残した講義ノート等を再読し、授業内で登場したが意味が判らない用語などを調べ理解すること。 ・基本、復習に重きを置いておくこと。 1回平均190分 |
1回平均約190分 |
自習に関する一般的な指示事項 | 日頃から、今、自分が使っている化粧品の開発背景等に興味を持ち、何故、これが使われ始めたのか、想像することを繰り返してください。 |
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授業の特徴(アクティブラーニング) | リアクションペーパー/討議(ディスカッション・ディベート) | |
第1回 | 化粧品・化粧を考える | |
第2回 | 化粧に影響を与えるファクターを考える | |
第3回 | 基層化粧を考える~縄文・弥生・古墳時代~ | |
第4回 | 大陸伝来化粧を考える~時代は飛鳥・奈良へ~ | |
第5回 | 貴族の伝統化粧を考える~時代は平安へ~ | |
第6回 | 戦乱と伝統化粧を考える~時代は鎌倉・南北朝・安土桃山へ~ | |
第7回 | 大商人の伝統化粧を考える~時代は上方中心の元禄文化へ~ | |
第8回 | 町人(庶民)の伝統化粧を考える~時代は江戸中心の化政文化へ~ | |
第9回 | 文明開化の近代化粧を考える~時代は明治へ~ | |
第10回 | 戦争と近代化粧を考える~時代は大正・昭和へ~ | |
第11回 | 戦後復興と近代化粧を考える~時代は占領下からの復興へ~ | |
第12回 | 高度経済成長と近代化粧を考える~時代は化粧品業界の市場拡大へ~ | |
第13回 | 女性の社会進出と現代化粧を考える~時代は性差を超えて~ | |
第14回 | 私たちと現代化粧を考える~時代は平成・令和、その先へ~ | |
授業の運営方法 | ・パワーポイント等による講義や関連動画の視聴を授業で行う。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ・リアクションペーパーの内容について次の回の授業の冒頭で一部紹介する。またリアクションペーパーで示された授業内容に関する疑問点などについても再説明を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
授業参加 | 50% | 2/3以上の出席、積極的なディスカッション参加、かつリアクションペーパー提出 |
小論文・レポート | 50% | 授業内容を踏まえた考察が出来ていること |
テキスト | 講師が独自に作成した資料を使用。 |
参考文献 | 授業内、もしくは授業資料にて随時案内する。 |
関連ページ | なし |
その他、履修生への注意事項 | ・授業参加時にはノートパソコンなどを持参すること。(リアクションペーパー作成&提出のため) |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 |
実務経験の概要 | 企業マーケティング・事業開発担当者<兼企業内新規事業提案実行者>(@化粧品関連企業) |
実務経験と授業科目との関連性 | 医学的知見を取り入れたスキンケア商品の開発に携わったことがある。マーケティング上、それを広く伝え、認知してもらい、使ってもらい、改良というPDCAを繰り返し回したことがある経験も活かす。 |