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科目名住生活と環境
担当者赤松 瑞枝
開講期2025年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目快適で持続可能な居住環境の整備理論と実践
授業の到達目標住まい手にとって快適で、なおかつ地球環境にもやさしい生活を送るためにはどうすればよいか、その理論や技術を踏まえて、身近な住環境を改良するための具体的かつ実践的な提案ができるようになる。
今年度の授業内容まず住まいの役割と機能を理解し、衛生的な住まいを保つための生活財の管理手法について学習する。次に室内環境の構成要素とそれらを快適に保つ方法について理解する。さらに住まいの中で展開される生活行為が地球環境に与える影響について学ぶ。中でもゴミに着目し、国内外のゴミ収集とリサイクル方法、ゼロウェイストに関する取り組みの事例を把握する。最後に、生活行為とエネルギー消費の実態を把握してから、江戸時代の生活様式について学び、省エネルギーにつながる住まい方の工夫を理解する。総括として、これらの知識を踏まえ、地球環境を保護するために住生活の中でどのようなことに留意すべきか、独自の考察を踏まえて自分の意見を論述する機会を設ける。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について講義前には、各回のテーマに関する新聞記事、雑誌記事等を各自で収集し、目を通しておく。
講義中に実施する復習クイズに備えて、自分で作成したノートを良く読み返すこと。
講義後はクイズの得点状況を振り返る。間違えた問題について、なぜ間違えたか、どうすればよかったか考えメモしておく。
満点を取れた場合は、ノートを見ないで回答する、より短い時間で回答するなど、自ら難易度を上げて取り組めるよう工夫する。

1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項学習内容を振り返り重要ポイントを整理したり、テーマに関する自分の考えを記述する。
関連する既存動画を検索・視聴し、感想をまとめるのも良い。
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/ミニテスト
第1回ガイダンス
第2回人間工学を踏まえた部屋の作り方
第3回整理・整頓しやすい収納スペース
第4回住まいの光環境の整え方
第5回色彩心理を踏まえたカラーコーディネート
第6回住まいの温熱環境の整え方
第7回住まいの空気環境の整え方
第8回生活行為と地球環境の関係
第9回ゴミとそのリサイクル
第10回ゼロウェイスト その1.国内の取り組み
第11回ゼロウェイスト その2.海外の取り組み
第12回生活行為とエネルギー消費の関係
第13回江戸時代の生活にみる省エネルギーの方法
第14回総括
授業の運営方法まず、テーマに関する問題意識を共有するために、ショート動画を視聴する。
次に教員がプレゼンテーション資料を用いて、キーワードの定義、テーマに関する住環境上の問題点、社会制度、国際的な動き等を解説する。受講生は解説を聞きながら、重要と思われる内容を各自ノートテイキングする。
さらに、ポイントとなる項目について、受講生自身が調べたり、考えたりする時間を確保し、分かったことや各自の意見をリアルタイムで共有する。
最後に、受講内容を整理したり、テーマに関する実践的な解決方法を考えたりするために、ミニレポートを作成し提出する。
ミニレポートの受領によって出席とする。
最終講義(第14回)では総括レポートを作成する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法ミニレポートについては、回収した翌週の講義冒頭にて、全体的な講評を行う。
総括レポートについては、採点終了後、ポータルで講評する。
なお、いずれにおいても、受講生の同意が得られれば、模範解答を匿名にて紹介する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 60% ミニレポートの合計点
その他 40% 総括レポートの点数
評価内容(評価方法、評価基準4) 総括レポートの点数
テキスト 指定しない
参考文献 ・ベア・ジョンソン「ゼロ・ウェイスト・ホーム ーごみを出さないシンプルな暮らし 」アノニマ・スタジオ  2016年 1,810円(税込)
 ISBN-10 ‏ : ‎ 4877587519
 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4877587512
・石川英輔「大江戸省エネ事情」講談社 2014年 600円(税抜)
 ISBN-10 ‏ : ‎ 4062764830
 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062764834

関連ページ 適宜紹介する
その他、履修生への注意事項 講義中、皆さんに調べていただいたことや考えていただいたことをクラス内で共有しますが、その時はリアルタイムで回答結果を表示できるオンライン上のアンケートサービス(Mentimeter)を使用します。
毎回講義前にアクセスするためのURLをポータルで掲示します(無料で利用できます)。
インターネットに接続可能なノートパソコンやタブレット端末等を持参して受講してください。

解説に使用するプレゼンテーション資料は講義中にのみ提示しますので、各自筆記用具とノート類を持参し、ノートテイキングを行ってください。公欠者には別途対応します。

ミニレポートを作成する用紙(B6サイズ、10行、横書き)及び総括レポートを作成する用紙(A3サイズ、横書き)は教員が配布します。直筆で書き込んでください。総括レポート作成時には、自ら作成したノートのみ参照可能とします。電子機器類の使用は不可です。

詳細はガイダンスにて説明しますので、受講希望者は必ず第1回講義に出席してください。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】