| 科目名 | 女性の生活マネジメント | |
| 担当者 | 林 葉子 | |
| 開講期 | 2025年度秋学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 1年 | |
| 単位数 | 2単位 | |
| 授業の方法 | 講義 | |
| 授業形態 | 対面(全回対面) | |
| オンライン実施回 | — | |
| 全回対面 | ||
| 授業題目 | 女性の生活マネジメント | |
| 授業の到達目標 | 女性の生き方は多様化したと言われている。結婚、出産、就業など、ライフコースにおける様々なライフイベントにおいて、どのような生き方を選択するかは、女性が自由に選択できる。しかし、現実は、わが国における規範や習慣、社会風土などによって自由な選択をしたくてもできない状況も起こりうる。そこで、各、ライフイベントにおけるリスクを把握することが必要である。講義では、女性のライフコース、ライフイベントにおけるリスクを把握し、リスクに対して、行政が用意している制度や、その他の支援等について学ぶことを目的とする。 これらを学ぶことによって、自分自身のライフコースについて考え、自分の希望する人生には、様々なリスクがありうることを知り、そのリスクをマネジメントするための情報や知識を身に着けることができる。 | |
| 今年度の授業内容 | 女性の一生におけるライフイベント、ライフコースについて講義をする。ライフイベントで起こりうるリスクとは何かについて述べ、男性との相違について考察する。起こりうるリスクに対処するのに有効な制度や支援を紹介し、理解を促す。また、リスクについても、現実に起こっていることを視角から把握できるようにYouTubeやDVDを用いる。最終的に、自分自身のライフコースを想像し、考察する。なお、授業のスケジュールや内容については、受講者の反応や、理解度によって変更する場合がある。対面受講者も、オンライン受講者も、基本的には同じ方法で行う。 資料は第1回目を除いて、ポータルに前もって掲載する。また、毎週出題される課題もポータルに提示されるので、次の授業時間の前までに提出する。 授業中のリアクションペーパーについては、すべての受講者が対面の場合にはレポート用紙で提出し、オンライン受講者がいる場合には、すべての受講者はTeamsのチャット機能を使用して提出することになる。 | |
| 準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習:授業をする前の週に授業の内容に関連する資料を提示するので、その資料を読み、疑問点を見つけておくこと。」予習時間は、資料によって異なるが、資料を読み、疑問点や資料の感想の作成するには2~3時間を要する 復習:授業に関する資料や、授業内に提示するパワーポイントの資料からの出題される課題に毎週回答する。課題は概ね〇×式の回答を求める設問が10問、もしくは、記述式の回答を求める場合は、3~4問程度、出題される。回答時間は、予習をし、授業を聞いていれば1時間未満。動画を視聴して、回答する課題のときは、視聴時間+回答で、2時間程度を要する。毎週出題された課題の回答の説明を聞き、自己採点する。 | 1回平均約190分 | 
| 自習に関する一般的な指示事項 | 女性の生き方についての新聞記事やエッセイ、小説などを探して講読すること。 授業内容に関する記事や情報を、新聞やインターネットなどで、収集し、読むこと。 授業内容について、祖母や母親などの女性の先輩と話し合う。 本授業の内容は、NHKのドキュメントなどで、番組としても取り上げられることが多いので、それらを視聴するなどして、授業に興味を持つこと。 | |
| 授業の特徴(アクティブラーニング) | リアクションペーパー/レポート | |
| 第1回 | 授業の進め方の説明/女性の生き方を考える 資料0 授業の進め方の説明、資料1女性の生き方 | |
| 第2回 | 女性のライフコース(資料2) | |
| 第3回 | 女性と就職と企業(男女雇用機会 均等法) | |
| 第4回 | 女性と労働(多様な働き方と女性の活用) | |
| 第5回 | 家庭役割とは(育児と家計) | |
| 第6回 | 結婚と出産と就業/共働き(育児・介護休業法) | |
| 第7回 | ドメスティック・バイオレンス/セクハラ/マタハラ(防止法) | |
| 第8回 | 離婚・母子家庭 | |
| 第9回 | 子どもの貧困 | |
| 第10回 | 女性の老年期の家族・介護殺人 | |
| 第11回 | 介護保険制度・介護休業法 | |
| 第12回 | 介護離職 | |
| 第13回 | 女性の老後の生活と年金 | |
| 第14回 | 女性の終末 | |
| 授業の運営方法 | 資料をポータルに掲載するので予習し、授業はその資料と教師作成のパワーポイントをみて説明を受ける。毎週宿題課題が出されるので、回答をポータルから提出する。 | |
| 課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題の回答は次の授業の初めに回答の内容を説明する。 回答は、授業の資料として掲載する。 質問に対する解答をまとめて、資料として掲載する。 | |
| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 | 
| 定期試験 | 0% | 期末テストは実施しない | 
| 小論文・レポート | 40% | 期末レポート 問にそった回答 | 
| 小論文・レポート | 45% | 毎週の予習、課題提出 7/15回以上の提出 | 
| 授業参加 | 15% | リアクションペーパー提出 7/15回以上の提出 | 
| 評価内容(評価方法、評価基準4) | リアクションペーパー提出 7/15回以上の提出 | 
| テキスト | 特になし | 
| 参考文献 | 下記の他に、新聞記事やYou tubeなどの動画を必要に応じて、授業内で紹介する・高齢労働省ホームページ:社会保障全般  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/index.html ・2024年版 働く女性と労働法  https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/shiryo/jyosei-rodoho/index.html | 
| その他、履修生への注意事項 | 必ず予習をして、課題を提出すること。 | 
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【マネジメント学部 マネジメント学科】 カリキュラムマップ【マネジメント学部生活環境マネジメント学科】 | 
| 実務経験の概要 | ワークライフバランス支援関連企業を起業:大学院での研究をもとに、育児・介護と仕事を両立困難者の支援をする仕事を委託されている 保育士:某クリニックからクリニック職員のための病児保育所を委託されている(有資格) 産業カウンセラー:数社から社員のカウンセリングを委託されている(有資格) | 
| 実務経験と授業科目との関連性 | 保育士や産業カウンセラーなどの仕事から、ワークライフバランスで悩んだり、病んだりしているクライアントにかかわり、かれらの人生におけるリスクの場面を多数、間接的に経験しており、また、資格を得るにあたり、社会福祉制度を勉強してきたことで、リスクの場面に対応するための様々な福祉制度に精通している。実践と知識、情報などから、実際的な授業を実施することができる。 |