デザイン・デザイン文化の研究 3

１）現代文化表現学演習ⅠBで設定した研究テーマと研究目的を再考し論述の構成を組み立てる。

　現代文化表現学演習ⅡAでは、論文執筆を前提に現代文化表現学演習ⅠBで明確にした研究テーマと研究目的、研究方法に相応しい論述の構成をつくります。研究テーマによっては今後の展望の章でデザイン提案を示すことも想定して進めます。授業の進行は、授業隔回のペースで教員と学生さんがセッションをおこない、研究を進めていきます。セッションをおこなわない時の授業は、前回のセッションに基づいて論文の一部となるように事前に合意したトピックについてまとめていきます。現代文化表現学演習ⅠBでの成果を成長させ醸成させて質を高めていきます。

　現代文化表現学演習ⅡAも学生さん個々のテーマで取り組みを進めていきますが、討議の時間を設けて他者の視点から見える課題の確認や意識の共有をはかります。本ゼミの全容は以下に示しますが、全体の概要を踏まえて、常に現在の位置を認識して取り組んでほしいと思います。

■現代文化表現学演習 ⅠA■
前半：デザインについての講義とその後の討議、後半に焦点を当てる対象を絞ります。
後半：対象について情報収集と発表をおこないます。観察やフィールドワークから情報収集について体験的に学びます。グループワークを予定しています。
■現代文化表現学演習 ⅠB■
前半：学生さん個々の興味とともに目指す進路に応じて研究テーマを模索します。発表と討議をくりかえし、研究テーマ、構想を明確なものにしていきます。個人指導となります。
後半：研究テーマを明確にし、卒業論文・卒業制作に結びつく研究概要の素案をまとめます。個人指導となります。
■現代文化表現学演習 ⅡA■
研究テーマと研究目的に相応しい論述の構成をつくります。個人指導となります。論文として成立させるように成果を整理して執筆していきます。個人指導となります。
■現代文化表現学演習 ⅡB■
論文を執筆し完成させます。個人指導となります。

本ゼミでは研究テーマに対する調査、資料のまとめ作業、発表やセッションの準備、学期末のレポート作成などが要求されます。学修のための相当数の時間が授業時間外に必要となります。

ガイダンス：

Bグループ：現代文化表現学演習1Bの春期休暇課題発表

Aグループ　Bグループ：各人のテーマについてグループで討議

Aグループ：セッション（トピック1）

Bグループ：執筆

Aグループ：執筆

Bグループ：セッション（トピック1）

Aグループ：セッション（トピック2）

Bグループ：執筆

Aグループ：執筆

Bグループ：セッション（トピック2）

Aグループ：セッション（トピック3）

Bグループ：執筆

Aグループ：執筆

Bグループ：セッション（トピック3）

Aグループ：セッション（トピック4）

Bグループ：執筆

Aグループ：執筆

Bグループ：セッション（トピック4）

論文執筆1

論文執筆2

論文草案提出、総評

総括、夏期休暇課題の出題

授業は、演習を中心に教員との個別セッションの形式でおこないます。

適宜紹介します。

東京さんぽ図鑑、スタジオワーク、朝日新聞出版、2017
日本の祭り解剖図鑑、久保田裕通著、株式会社エクスナレッジ、2018

気になるモノを描いて楽しむ 観察スケッチ、檜垣万里子著、ホビージャパン、2019

授業1回目と2回目は、現代文化表現学演習1Bで課された春期休暇課題の発表を計画しています。発表用資料（PP）を制作し授業2日前までにポータルにアップしてください。

授業時間は確認の場として、自分の学修時間は授業時間外と考えて主体的に学修してください。授業受講の際はPCの持参をお願いします。予定の変更や用意するものなどについては事前の授業中にお伝えします。