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科目名現代文化表現学演習IIA
担当者元永 純代
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次4年
単位数1単位
授業の方法演習
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目ファッション文化の研究
授業の到達目標「ファッション文化に関する基礎的研究法を理解する」「論文の書き方の基本や文献調査、さらにデータ収集の方法の基礎を理解する」「知りたいことを調査するためにはどんな調査方法がいいのかを考察。さらに目的にあった調査データを集めて分析する」という3年次の授業で学んだ論文の基礎を卒業論文の成果に結びつける。
自分たちが企画した商品が開発される過程を辿り、実際に消費者に届くまでのプロセスを理解する。
論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。


今年度の授業内容個人ワークとグループワークを2本立てて行う。
個人ワークでは、3年次に着手した先行研究調査やデータ収集の精度を高めるために、論文の基礎を復習しながら、プレゼンとディスカッションを交互に行う。
グループワークでは、企業と共に商品開発を行う。また、新製品の企画の提案にも再挑戦する。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について個人ワークとして、卒論のための資料収集、調査を行うこと。
グループワークで、商品企画・開発を行うので、リサーチや資料作り発表練習などを行うこと。
1回平均約45分
自習に関する一般的な指示事項関連文献の購読や専門図書館へ行って文献を探すなど、卒論を書く準備を積極的に行うこと。
研究テーマにあった専門書を読む、課題に積極的に取り組む時間を確保すること。

授業の特徴(アクティブラーニング)プレゼンテーション/討議(ディスカッション・ディベート)/グループワーク/課題解決型学習(PBL)/体験学習・調査学習
第1回ガイダンス
第2回・商品企画ーオリエンテーション
・サンプル確認と打ち合わせ
・企業を訪問する校外授業

第3回・商品企画-セカンド・サンプル確認と打ち合わせ
・企業を訪問する校外授業
第4回・ショップ視察結果のディスカッション
第5回・2025年度の商品企画案—グループワーク
第6回・商品企画ーサンプル最終確認と打ち合わせ
・企業を訪問する校外授業
第7回・社会に出る準備ーゲストスピーカーによる「就活の今」講義
第8回・ファッションの展覧会を見る
第9回・論文を分析する
・私の問い・仮説・調査方法・スケジュールの発表①
第10回・論文分析のグループワーク
・私の問い・仮説・調査方法・スケジュールの発表②

第11回・卒論のアウトラインの発表①
第12回・卒論のアウトラインの発表②
第13回・商品企画ー資料作成
第14回・プレゼンテーショントレーニング
授業の運営方法個人ワークとグループワークを行う。
資料作成、発表を繰り返す。
商品開発に参加する。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題は個別に返却時にフィードバックする。
発表については都度フィードバックする。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 40% 発表資料の完成度を評価する
授業参加 60% 授業内ディスカッション、グループワークでの積極的な発言を評価する
参考文献 『ワークマンは商品を変えずに売り場を変えただけでなぜ2倍売れたのか』酒井大輔(日経BP)2020年、1600円(税別)
『ファッショで社会学する』藤田結子、成実弘至、辻泉 編(有斐​閣)2300円

その他、履修生への注意事項 協力いただく企業訪問や展覧会に行くなど、校外授業が複数回ある。
校外授業やゲストスピーカーの授業は先方のスケジュールによって変更の可能性がある。
社会人との協働があるので、ビジネスマナーを身につけるようにする。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
実務経験の概要 女性誌(ファッション誌、ライフスタイル誌)の編集長、ファッション・ビューティ編集担当経験、多数の書籍編集経験を持つ。
企業での広報、ブランディング実務を行ってきた。

実務経験と授業科目との関連性 先行文献の少ない流行現象に欠かせない雑誌調査など編集者としての経験から指導する。女性誌で幅広く特集を担当してきたので、ファッション以外、メークやインテリア、CMなどのテーマにも対応できる。