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科目名現代文化表現学演習IA
担当者山本 博一
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目

デザイン・デザイン文化の研究 1

授業の到達目標

1)卒業論文・卒業研究に取り組むための基礎知識・基礎技術の習得と情報収集方法の習得

2)論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける

3)個人研究の起点を得る





今年度の授業内容

本ゼミでは、対象について観察やフィールドワークの実践から課題を抽出すること、課題に対して思考し先行事例の研究とともに自分自身の「デザイン提案・デザイン提言」として表現できようになることを大切にしています。
現代文化表現学演習ⅠAではそのための基礎づくりとして、研究のための情報収集と表現手段の習得に焦点をあてて、フィールドワークに取り組みます。前半はグループワークを設定していますが、その後の個人の「研究テーマの起点」を発見できることを目標とします。

秋学期の現代文化表現学演習ⅠB以降では、学生さん個々のテーマで取り組みを進めていきますが、討議の時間を設けて他者の視点から見える課題の確認や意識の共有をはかります。

デザインゼミの全容は以下に示しますが、全体概要を踏まえて、常に現在の位置を認識して取り組んでほしいと思います。


現代文化表現学演習 ⅠA

前半:デザインについての講義とその後の討議、後半に焦点を当てる対象を絞ります。
後半:対象について情報収集と発表をおこないます。観察やフィールドワークから情報収集について体験的に学びます。グループワークを予定しています。

■現代文化表現学演習 ⅠB■
前半:興味や目指す進路に応じて学生さん個々に研究テーマを模索し発表をくりかえします。個人指導となります。
後半:研究テーマを明確にし、卒業論文・卒業研究に結びつく研究概要素案をまとめます。個人指導となります。
■現代文化表現学演習 ⅡA■
研究テーマと研究目的に相応しい論述の構成をつくります。個人指導となります。
論文として成立させるように成果を整理していきます。個人指導となります。
■現代文化表現学演習 ⅡB■
論文を執筆し完成させます。個人指導となります。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について予定を参照し、ゼミでとり上げるテーマについて調べて、情報と情報源について記録するノートを作成しておくこと。ゼミ受講後はノートを加筆修正し理解を深め、自身の研究資料となるようにする。 1回平均約45分
自習に関する一般的な指示事項本ゼミでは研究テーマに対する事前の調査、資料のまとめ作業、発表やセッションの準備、学期末および夏季休暇中のレポート作成などが要求されます。学修のための相当数の時間が授業時間外に必要となります。
授業の特徴(アクティブラーニング)レポート/プレゼンテーション/討議(ディスカッション・ディベート)/グループワーク/フィールドワーク
第1回ガイダンス:デザインという概念と行為、デザインされたモノや空間の造形と環境の関係
第2回表現演習1:ハンドスキル
第3回表現演習2:PC(編集)
第4回表現演習3:PC(画像)

第5回

表現演習4:PC(画像+編集)

第6回

デザインに関わる調査の考え方:研究倫理について

課題出題

演習:机上調査

第7回

演習:机上調査発表

第8回

演習:フィールドワーク(現地調査)

第9回

演習:情報のまとめプレゼンテーション準備1:情報整理

第10回

演習:情報のまとめプレゼンテーション準備2:画像等制作

第11回

演習:情報のまとめプレゼンテーション準備3:資料企画

第12回

演習:情報のまとめプレゼンテーション準備4:資料編集

第13回

演習:プレゼンテーション

第14回

教員との個別セッション:個人研究の起点確認
セッション以外の時間は今後に向けた研究の起点についてまとめる

総括、夏期休暇課題の出題


授業の運営方法

授業は、演習を中心に講義と教員との個別セッションの形式でおこないます。演習の観察およびフィールドワークは学外を想定しています。夏季休暇中などに遠隔地を対象にフィールドワークを実施する場合もあります。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法原則として授業時間内でおこないます。夏季休暇中の課題は後期のゼミⅠBの授業内でおこないます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 50% 出題時に明示します
授業参加 50% 取り組みの姿勢、その他
定期試験 0%
テキスト

適宜紹介します。

参考文献

東京さんぽ図鑑、スタジオワーク、朝日新聞出版、2017
日本の祭り解剖図鑑、久保田裕通著、株式会社エクスナレッジ、2018

気になるモノを描いて楽しむ 観察スケッチ、檜垣万里子著、ホビージャパン、2019

その他、履修生への注意事項

授業時間は確認の場として、自分の学修時間は授業時間外と考えて主体的に学修してください。授業受講の際はPCの持参をお願いします。演習時は鉛筆、サインペンやマーカーなどの筆記用具を用意ください。
予定されているフィールドワークは、文教キャンパス近隣を予定しています。なお天候等によって予定が変更されることがあります。予定の変更や用意するものなどについては事前の授業中にお伝えします。また学生の合意があれば夏季休暇中のフィールドワークとしてゼミ旅行を企画し実行する場合もあります。

状況に応じて校外見学や招聘した専門家の意見をうかがう機会をもつ場合があります。

授業の進行状況等により予定は変更されることがあります。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】