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科目名人文学演習IA
担当者太田 聡一郎
開講期2026年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業形態対面(全回対面)
オンライン60単位制限対象科目
全回対面
授業の到達目標・歴史学の専門的な文献を読み、内容を理解し、その知見について吟味できるようになる。

今年度の授業内容
「研究」というと難しいイメージがありますが、人間のほかの活動と同じく、適切な手順さえ踏んでいけば誰でもできるようになるものです。その研究の手順を一通り身に付け、自分の力で卒業研究を進めることができるようになるのが、この演習の目的となります。
その第一歩として春学期には、すでに存在する歴史学の研究に触れ、読み解くことができるようになることを目指します。一つの文献を皆で少しずつ読み込んでいくことで、歴史学の研究がどのような問題意識や手順で進められているのか、どのようなことを明らかにしているのか、そうした研究の知見を適切に引き出すにはどのようなことに注意して読めばいいのか考えていきたいと思います。
教材には、飯田未希著『女たちよ、大志を抱け』を用います。日本が中国大陸や東南アジアへ武力で進出していた1930~40年代(約80~90年前)、実は男性だけでなく大勢の女性たちも単身海を渡って仕事に就いていました。女性の居場所は家庭であるとされていた時代に彼女たちはどのような動機で日本を飛び出し、どのような仕事に就いていたのか、初めて網羅的に明らかにしたのがこの研究です。皆さんにとっても他人事ではない女性の仕事と社会の関係について、歴史学の視点からはどのように見えるのか体験してみてください。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について報告者だけでなく、参加者も事前に教材を読んでから演習に参加するようにしてください。 1回平均約45分
自習に関する一般的な指示事項・演習当日やその予習復習で得た知見や感情は、きちんと記録しておくことをおすすめします。
・秋学期、そして来年度に行う研究の準備として、普段からいろんなもの(家族や友人知人、研究書や小説、娯楽やニュースetc)に触れ、また触れたものに対する考えや疑問を深めることで、研究につながる問題意識をつくりあげていってください。
授業の特徴(アクティブラーニング)討議(ディスカッション・ディベート)/体験学習・調査学習
第1回オリエンテーション
第2回歴史学の研究とは何か
第3回教員による報告‐『女たちよ、大志を抱け』序章‐
第4回学生による報告①‐『女たちよ、大志を抱け』第1章‐
第5回学生による報告②‐『女たちよ、大志を抱け』第2章‐
第6回学生による報告③‐『女たちよ、大志を抱け』第3章‐
第7回学生による報告④‐『女たちよ、大志を抱け』第4章‐
第8回学生による報告⑤‐『女たちよ、大志を抱け』第5章‐
第9回教員・学生全員の感想会‐『女たちよ、大志を抱け』第6章・終章‐
第10回学生による報告⑥‐『女たちよ、大志を抱け』第1章の参考文献‐
第11回学生による報告⑦‐『女たちよ、大志を抱け』第2章の参考文献‐
第12回学生による報告⑧‐『女たちよ、大志を抱け』第3章の参考文献‐
第13回学生による報告⑨‐『女たちよ、大志を抱け』第4章の参考文献‐
第14回学生による報告⑩‐『女たちよ、大志を抱け』第5章の参考文献‐
授業の運営方法担当範囲を割り当てて、順番に報告を行います。報告後、参加者全員で討論を行います。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各回の報告に対し、教員が講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 100% 報告の内容、討論での発言の積極性・独創性を総合的に評価します。
テキスト 飯田未希『女たちよ、大志を抱け――戦時下、外地で就職する』(中公選書、2025年、ISBN:9784121101624)
参考文献 講義中に適宜紹介します。日本近現代史の研究の手順全体については、ひとまず松沢裕作・高嶋修一編『日本近・現代史研究入門』(岩波書店、2022年、ISBN:9784000615617)がおすすめです。
その他、履修生への注意事項 報告の担当範囲を決めますので演習の初回には必ず出席するようにし、やむを得ず欠席する場合は事前にご連絡ください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】