[戻る]
科目名彫刻実習B(石膏)
担当者田中 隆史
開講期2026年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法実習
授業形態対面(全回対面)
オンライン60単位制限対象科目
全回対面
授業の到達目標彫刻の知識や技能についての基本を学習する。制作を通して絵の具、石膏の素材や造形法、加工法などを学ぶ。    
達成目標 
1.彫刻の材料となる素材(絵の具・石膏)を使い基本的な技術や知識を身につける。(知識・理解)
2.過去の彫刻作品を学び制作への関心・意欲を高め表現活動に向き合うことができる。(関心・意欲・態度)
3.彫刻分野の教育において、実践的な学びについての考えを深め、指導上の留意点を意識することができる。(思考)
4.材料を加工する道具や工具の扱いを学び怪我の防止に役立てる。
5.知識・技術等の基本をもとに自分なりの表現、計画的な表現など主題や技法、様式を考え制作することができる。(技能・表現)
6 .  彫刻の良さについて考え説明することができる。

今年度の授業内容本授業の前半では、「音」を題材とし、抽象彫刻の概念を応用した立体作品の制作を行います。まず、音を聴いて得たイメージを紙に表現し、その後、厚紙を素材として形態を抽象化しながら立体造形を行います。平面表現から立体表現へと展開する制作過程を通して、抽象的な造形表現の基礎を学習します。

後半では、「文字」をテーマに、粘土による造形制作を行い、完成した原形をもとに石膏による型取りを行います。これにより、粘土原形を石膏作品へと置き換える制作工程を体験します。人の手による綿密な造形表現を追求するとともに、粘土素材のもつ造形的な自由度を理解し、さらに素材の違いによって生じる表現の変化について学習します。

準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について音や文字から受けるイメージを日常的に観察し、簡単なスケッチやメモとして記録しておくこと。また、抽象表現や塑像作品の事例を参考にし、形態化の方法や素材による表現の違いについて事前に考察しておくこと。 1回平均約45分
自習に関する一般的な指示事項前半の授業では、抽象的な音を形にするため日頃から好きな音楽のイメージを短い言葉でまとめる練習をしてください。後半の授業では普段から好きな言葉を収集し記録してください。
授業の特徴(アクティブラーニング)プレゼンテーション
第1回オリエンテーション、課題説明、音のドローイング1(日常空間の音を採集1)
第2回音のドローイング2(日常空間の音を採集2)
第3回音のドローイング3(音楽を聴き形にする・世界の音楽1)
第4回音のドローイング4(音楽を聴き形にする・世界の音楽2)
第5回音の立体制作1(音楽を聴き厚紙に色彩し組み立てる楽曲1)
第6回音の立体制作2(音楽を聴き厚紙に色彩し組み立てる楽曲2)
第7回文字の彫刻 原型制作1 原形となる単語や文字の選定
第8回文字の彫刻 原形制作2 粘土を使ってモデル案の制作
第9回文字の彫刻 原形制作3  粘土を使って粘土原型の制作
第10回文字の彫刻 原形制作4 粘土を使って粘土原形の制作仕上げ
第11回文字の彫刻 石膏外型制作1 原形の粘土から外型制作 切金入れ、石膏塗布
第12回文字の彫刻 石膏外型制作2 原形の粘土から外型制作、型外し、粘土掻き出し
第13回文字の彫刻 石膏外型制作3 外型離形剤塗布、石膏流し入れ
第14回文字の彫刻 石膏外型制作4  外型外し、石膏本体の取り出し、作品講評 片付け
授業の運営方法本授業は実習形式で行い、学生一人ひとりの制作過程を重視しながら、以下の点に留意して学習を進めます。

1観察と素材理解
対象をよく観察し、素材の性質や特性を理解した上で、適切な表現方法を考えながら制作を行います。
2道具の適切な扱い
彫刻制作に必要な道具の安全かつ正確な使用方法を身につけ、目的に応じた使い分けができるよう指導します。
3個別進度に応じた制作
各自の習熟度や制作進度に応じて課題に取り組み、教員は個別に助言・指導を行いながら制作を支援します。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出された課題毎に講評を行います。講評は合同形式で行い制作のポイントを説明していきます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 30% 積極的・協力的な授業態度を総合的に評価します。
その他 70% 課題作品の提出。素材の特性を活かす、完成度、独自の創意工夫を観点として評価します。
テキスト 授業時に適宜配布します。
参考文献 パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、カンデンスキー、 ジャクソン・ポロック、コンスタンティン・ブランクーシ 、マリノ・マリーニ 、イサム・ノグチの作品を調べておいてください。
その他、履修生への注意事項 エプロンを持参するか、汚れてもよい服装で受講してください。実習材料費:2500円(粘土、絵の具、補填材)スケッチブック、鉛筆(HB~3B)、消しゴム、カッターナイフを毎回持参して下さい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
実務経験の概要 アーティストとしてギャラリー・デパートを中心に陶芸作品を発表しています。第10回現代茶陶展 優秀賞及び作品収蔵。アメリカ合衆国・フィラデルフィア美術館・ニューアーク美術館に作品収蔵。日本陶磁芸術教育学会所属
実務経験と授業科目との関連性 これまで培った造形技術を学生に伝えます。その技術で美術教育、デザイン、美術の仕事に応用出来るスキルを養成します。