| 科目名 | 人文学特殊講義(現代思想・社会)A | |
| 担当者 | 神山 伸弘 | |
| 開講期 | 2026年度秋学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 3年 | |
| 単位数 | 2単位 | |
| 授業の方法 | 講義 | |
| 授業形態 | 対面(全回対面) | |
| オンライン60単位制限対象科目 | ― | |
| 全回対面 | ||
| 授業の到達目標 | 「推理小説」が好きな人は多いのではないでしょうか。 これにかぎらず、私たちは、つねひごろ、かならずしも事実に立脚しないが、そうはいっても事実としてあるのではないか、などといろいろ考えを巡らしていると思います。 それが当たることもあれば、外れることもありますね。 とくに、今日では、「フェイク」の問題が日常的に深刻な問題となっています。これは、直接騙される、という部類に入れたほうがいいかもしれませんが、その情報に接する以前に持っているわたしたちの情報によって推理している部分がないと、「なんですかそれ?」ぐらいで終わる可能性がありますよね。 このような問題次元に付き合うには、「推理」「推論」のあり方というものを十分理解しておく必要があります。 これは、学問の論理構成にも不可欠なもので、案外に多くの人は無自覚に「推理」して、「論文」のつもりが論理破綻していて、しかもさらに深刻なのはそのことに気づかない、ということが結構あるのです。 ということで、「推理」の形式の特性を腑分けしてみたいと思います。 そこで、このことをヘーゲル『論理学』概念論(1816年)の「主観性・推理」を読み解くことで考え、受講者が「述べる」ことについて説明でき、またみずからがこれを思索できるようになることを目標とします。 |
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| 今年度の授業内容 | へーゲルの『論理学』「概念論」(1816年)をもとに、「主観性・推理」について考えます。 | |
| 準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習は、講義用の翻訳を各回分熟読します。(各回2時間(90分)超) 復習は、講義ノートを整理し、提出します。(各回2時間(90分)超) |
1回平均約190分 |
| 自習に関する一般的な指示事項 | 配布する資料をよく読み込んでください。 後で読んで分かるよう講義ノートを整理しましょう。 |
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| 授業の特徴(アクティブラーニング) | レポート/その他 | |
| 第1回 | 「主観性・推理」を考える必要性 | |
| 第2回 | 「現にあるもの」についての推理(その1) | |
| 第3回 | 「現にあるもの」についての推理(その2承前):基本形式 | |
| 第4回 | 「現にあるもの」についての推理(その3承前):基本形式の展開について | |
| 第5回 | 「現にあるもの」についての推理(その4承前):中間にくる個別 | |
| 第6回 | 「現にあるもの」についての推理(その5承前):中間にくる普遍 | |
| 第7回 | 「振り返り」の推理(その1):「全部」とは? | |
| 第8回 | 「振り返り」の推論(その2承前):帰納法について | |
| 第9回 | 「振り返り」の推論(その3承前):類推について | |
| 第10回 | 「必然」の推理(その1):とくに「定言」について | |
| 第11回 | 「必然」の推理(その2承前):とくに「仮言」について | |
| 第12回 | 「必然」の推理(その3承前):とくに「選言」について | |
| 第13回 | 推理と理性 | |
| 第14回 | 推理と誤謬 | |
| 授業の運営方法 | 講義者独自の翻訳を示しながら講述します。 | |
| 課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 小論文・レポートは、講評し返却します。Teamsを利用する。 講義ノートは、講義初頭において、その取り方を指導します。Teamsを利用する。 |
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| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
| 小論文・レポート | 40% | WEBの参照を認めません。講義に応じた論文を求めます。 |
| 授業参加 | 60% | 講義ノート(自筆)のコピーの提出を求めます(各回)。3分の2以上の出席がない場合、E評価とします。 |
| テキスト | 資料を配布します。 |
| 参考文献 | とくに読む必要はありません。 |
| その他、履修生への注意事項 | 最初はよく分からなくとも、テキストを繰り返して読むなかで理解できるはずですから、辛抱強く取り組んでください。 |
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |