| 科目名 | 人文学特殊講義(西洋史)C | |
| 担当者 | 一政 史織 | |
| 開講期 | 2026年度秋学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 3年 | |
| 単位数 | 2単位 | |
| 授業の方法 | 講義 | |
| 授業形態 | 対面(一部オンライン) | |
| オンライン60単位制限対象科目 | ― | |
| 第14回 | ||
| 授業の到達目標 | この授業では、植民地時代から現代に至るまでのアメリカ合衆国の歴史を女性史の視点から捉え直すことを目標とする。履修生は、人種、エスニシティ、ジェンダーの問題にアメリカの女性たちがどのように直面したのか、また、彼女たちが、社会、文化、政治、国際関係などにどのように関与していったのかについて理解を深める。そして、アメリカ社会の課題を批判的に考察し、現代の社会問題に対して自らの意見を論じる力を養う。 |
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| 今年度の授業内容 | この授業では、植民地時代から現代に至るまでのアメリカの女性たちの歴史を、社会・政治・文化・経済的背景とあわせて検討する。具体的には、女性たちをとりまく変動する社会・政治状況やイデオロギーを分析し、そのうえで、奴隷制廃止運動、参政権運動、社会改革運動、平和運動、公民権運動など、女性たちが深く関わった主要な社会運動を取り上げる。さらに、移民やアフリカ系アメリカ人などマイノリティの女性たちの活動にも注目し、ジェンダー、人種、エスニシティといった多様な視点からアメリカの歴史について考察を深める。 | |
| 準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | テキストの指定範囲を読み、内容を理解しておくこと。授業後は、配布資料や講義ノートなどで内容を振り返り、理解を深めること。 | 1回平均約190分 |
| 自習に関する一般的な指示事項 | 予習、復習時に疑問に思ったこと、注目したことなどについては、ノートやテキストにメモをとっておくこと。また、授業で興味をもった事柄についてさらに資料を集め、調べた内容について自分でノートにまとめたりして、学習を発展させていくこと。 | |
| 授業の特徴(アクティブラーニング) | レポート/討議(ディスカッション・ディベート)/グループワーク | |
| 第1回 | ガイダンス: 女性史から見るアメリカの歴史 | |
| 第2回 | 女性らしさのイデオロギーと女子教育論: 植民地時代から建国期にかけての家庭・社会・国家における女性の役割をめぐる言説 |
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| 第3回 | 19世紀前半 産業資本主義の拡大と女性たちの賃金労働 | |
| 第4回 | 南北戦争前後の南部:奴隷制と女性-人種とジェンダーの二重の抑圧 | |
| 第5回 | 南北戦争前後のアフリカ系女性たちの社会的ネットワーク | |
| 第6回 | 19世紀後半の女子高等教育の発展と女性たちの社会運動 | |
| 第7回 | 19世紀末から20世紀初頭の移民の流入と移民女性たち | |
| 第8回 | 革新主義の時代の女性たちの社会運動: セツルメント運動などの社会改革運動、労働運動、参政権運動 |
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| 第9回 | 第一波フェミニズムと第一次世界大戦中の女性たちの平和運動 :女性たちの政治・外交への関与の試み |
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| 第10回 | 戦間期の女性たちの平和運動: 国際主義とナショナリズム、帝国主義をめぐる議論 |
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| 第11回 | 戦間期~第二次世界大戦後の女性たちの平和運動 | |
| 第12回 | 女性たちの国際的な社会運動の展開と人種主義: アフリカ系アメリカ人女性たちの国際的な社会運動への参加と人種主義とのたたかい |
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| 第13回 | 現代アメリカにおけるセクシュアリティ・ジェンダーをめぐる議論 | |
| 第14回 | 授業のまとめ | |
| 授業の運営方法 | 授業時にレジュメを配布し、パワーポイント等を用いて解説する。授業は講義形式だが、トピックについてペアやグループで話し合うなど、授業内で受講生が積極的に学習や討論に参加する時間も設ける。講義と受講者の積極的な協働学習によって、各自が理解と興味を深められるようにする。なお、遠隔授業の場合は、課題対応とする。 |
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| 課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 毎回の授業で提出したリアクションペーパや課題、グループやペアでのディスカッションなどに対しては、授業時間内で講評・解説の時間を設ける。また、学期末のレポートに対しては、ポータル上で講評を配信する。 | |
| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
| 授業参加 | 40% | 授業への積極的な参加、授業への貢献(発表、ペア・グループワークへの貢献など) |
| 小論文・レポート | 60% | 期末課題のレポート(調べたことを手書きで記したノートも含む) |
| 参考文献 | エレン・キャロル・デュボイス、リン・デュメニル(石井紀子他訳)『女性の目からみたアメリカ史』明石書店、2009年。 有賀夏紀、小檜山ルイ編『アメリカ・ジェンダー史入門』青木書店、2010年。 その他の参考書、参考資料等は授業内で適宜案内する。 |
| その他、履修生への注意事項 | 授業内容は、授業進度に応じて変更することがある。また、オンライン回の授業の場合は、事前に資料と課題を配信するので、締め切りを厳守して提出すること。 |
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |