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科目名ヨーロッパの歴史と社会
担当者平 正人
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目出版メディアの歴史
授業の到達目標西洋における出版メディア史を様々な角度から考察することによって、西洋文化に対する幅広い知識を身につけると同時に、日本と西洋の相違点や類似点を説明できるようになること。
今年度の授業内容「出版革命」といわれる電子メディアの登場は、私たちの生活を大きく変化させたのであろうか。この授業では出版と人間の関わり合いを歴史的に考察することによって、現代社会が直面している問題を正確に理解し、いまを生きる私たちに求められているのは何かについて考えていきたい。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間についてこの授業では、西洋における出版メディアの歴史を振り返りながら、過去に生きられた社会と私たちが生きる社会の問題を比較検討することを目的としているため、まずは高校で修得した世界史の基本的な知識を復習し、新聞記事を読むことで現代社会の情況を理解しておくこと。
1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項授業内容を整理するための講義ノートを作ること。その際、授業で配付する資料を上手に利用すること。
授業の特徴(アクティブラーニング)レポート
第1回導入 出版メディアからみる社会
第2回中世キリスト教社会と書物  知の体系化
第3回ルネサンスと書物  印刷革命とはなにか?
第4回グーテンベルクの後継者たち(1)   キャクストン
第5回グーテンベルクの後継者たち(2)  プランタン
第6回出版検閲の成立とパンフレットの誕生
第7回宗教改革とパンフレット  笑いと恐怖
第8回啓蒙思想とパンフレット  ポルノグラフィと哲学書
第9回フランス革命とパンフレット  政治論争から生まれた消費文化
第10回新聞の誕生  Gazette とルノド
第11回絶対王政と新聞  Gazette をめぐる争い
第12回フランス革命前夜と新聞   新聞の多様化
第13回フランス革命と新聞   世論が導く革命
第14回国民国家と新聞     商品としての新聞
授業の運営方法講義内容の理解を促進するために映像や図像資料などを多く利用する。重要と思われる資料はコピーをして配布する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題および試験実施後に模範解答の解説とそれに対するコメントをおこなう。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 40% 課題の提出率および積極的な授業参加態度によって評価する
定期試験 60% 授業目標を達成(C)、十分に達成(B)、十分に達成し優れた論述(A)、十分に達成しかつ特に優れた論述(S)
参考文献 授業時に指示する。
その他、履修生への注意事項 初回の授業は必ず出席すること
就職活動による欠席は公欠扱いにはしません。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】