| 科目名 | 中国文化史 | |
| 担当者 | 原 正人 | |
| 開講期 | 2026年度秋学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 3年 | |
| 単位数 | 2単位 | |
| 授業の方法 | 講義 | |
| 授業形態 | 対面(全回対面) | |
| オンライン60単位制限対象科目 | ― | |
| 全回対面 | ||
| 授業の到達目標 | 1.地理的に近く「親日国」としても知られていながら、意外なほど日本人に知られていない台湾を学ぶ。おもに歴史と外交を中心に学ぶことで、台湾の現在の姿からは思いもつかない一面についても理解する。 2.歴史的にも日本とは切っても切れない関係である台湾をみることで、日本、とりわけ日本近代の歩みをいま一度振り返るとともに、国際社会からみた日本について再認識する。 3.中国(中華人民共和国)との関係を多方面から見ることで、「台湾って中国なの?」という疑問に一定の見通しを与える。 |
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| 今年度の授業内容 | 近年観光などで日本人に人気があり、なおかつ世界有数の「親日国」としても知られる台湾について、歴史を中心としたいくつかの側面から概説します。また、日本との関係が深い台湾をみることで、日本に対する理解も深めます。 |
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| 準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習は特に必要ありません。ただ、最近は日本でも台湾がニュースなどで取り上げられることも多いので、それらを意識して見ておいてください。 | 1回平均約190分 |
| 自習に関する一般的な指示事項 | まず授業を聴いて、わからない部分やさらに調べたい部分があれば図書館やインターネットなどで調べましょう。また、質問などは教場で直接受けるほか、メール(hara@tamacc.chuo-u.ac.jp)でも受けつけます。 | |
| 授業の特徴(アクティブラーニング) | リアクションペーパー | |
| 第1回 | オリエンテーション・導入 :講義の進行方法、成績評価などについての説明を行います。そののち、「導入」として台湾の位置や人口といった基礎的データについての概説を行います。 |
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| 第2回 | 歴史(1)―オランダ~清朝統治まで :原始~清朝統治時期まで、時期的には19世紀までの台湾史について概説します。 |
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| 第3回 | 歴史(2)―日本統治時期(1) :日本が統治した50年について概説します。とりわけ日本が台湾に与えた影響について、正負交えて解説します。 |
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| 第4回 | 歴史(3) ―日本統治時期(2) :日本統治時期、特に皇民化運動について解説します。 |
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| 第5回 | 歴史(4)―国民党統治時期 :戦後台湾の歴史について概説します。蒋介石が台湾に残した「遺産」について重点的に解説する予定です。 |
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| 第6回 | 歴史(5) ―民主化の過程 :蒋介石・蒋経国親子の統治以後、とりわけ李登輝による民主化への道のりを主に解説します。 |
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| 第7回 | 政治体制 :現在の台湾の政治体制を、日本のそれと比較しながら解説します。 |
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| 第8回 | 言語とエスニック・グループ :台湾の言語とエスニシティについて、その成立と現況について解説します。 |
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| 第9回 | 台湾のアイデンティティ ―台湾人か中国人か :台湾人のアイデンティティの変遷について解説します。単なる「台湾人への移行」にとどまらない台湾人の複雑な「思い」についても言及します。 |
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| 第10回 | 台湾における移行期正義 :「移行期正義」とは、一時期に重大な人権侵害が大規模に行われた場合、その後の政府や社会がいかにしてそれに向かい合うのかを指します。国民党統治時期の人権侵害に台湾がどう向き合ってきたかを解説します。 |
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| 第11回 | 外交(1) ―日台関係を中心に :台湾が日本とどのように向き合ってきたかを概説します。それによってわれわれ日本人の台湾への向き合い方を考えます。 |
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| 第12回 | 外交(2) ―中台関係を中心に :台湾と中国(中華人民共和国)との外交上の関係について、その歴史と現況について解説します。 |
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| 第13回 | マイノリティ・女性・社会運動 :台湾におけるもう一つの社会的側面、マイノリティや女性の地位向上への運動、さらには原発廃止などの社会運動のあり方について解説します。 |
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| 第14回 | 総括とまとめ :今での講義を総括し、まとめます。 |
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| 授業の運営方法 | 原則として講義形式で行いますが、随時リアクションペーパーや口頭で意見を求めるかもしれません。 |
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| 課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 講義中に適宜言及します。 | |
| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
| 定期試験 | 70% | 教場で試験を行います |
| 授業参加 | 30% | リアクションペーパーなどで出欠を取ります。 |
| テキスト | 赤松美和子・若松大祐編『台湾を知るための72章【第2版】』(明石書店、2022年)をテキストとします。手元にあれば非常に便利ですが、購入を義務づけるものではありません。毎回、適宜プリント類などを配布します。 |
| 参考文献 | 参考文献は授業中に指示しますが、さしあたって手に入りやすい文献として以下を挙げておきます。 ・野嶋剛『台湾とは何か』筑摩書房、2016年 ・河原昌一郎『民主化後の台湾』彩流社、2016年 ・本田善彦『台湾と尖閣ナショナリズム 中華民族主義の実像』岩波書店、2016年 ・何義麟『台湾現代史 ―二・二八事件をめぐる歴史の再記憶』平凡社、2014年 ・丸川哲史『台湾ナショナリズム 東アジア近代のアポリア』講談社、2010年 ・若林正丈『台湾の政治 中華民国台湾化の戦後史』東京大学出版会、2008年 |
| 関連ページ | 特にありません。 |
| その他、履修生への注意事項 | 台湾にだけでなく、知的アンテナをできるだけ広く張り巡らせてください。また、当然のことですが、授業を真摯に(しかし楽しく)聴くこと。まじめに授業を聴いている学生を邪魔する行為は、言うまでもなく認められません。 |
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【文学部 人文学科】 |
| 実務経験の概要 | ありません。 |
| 実務経験と授業科目との関連性 | 特にありません。 |