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科目名国語学概論
担当者山岡 華菜子
開講期2025年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目国語(日本語)の基礎知識を身につけ、その多様性を理解する。
授業の到達目標日本語の多様性を捉えるために、様々な観点を身につける。その中で、言葉に関するメカニズムを適切に理解し、自分の言葉で説明できるようになる。また国語の政治性に気づき、言語的な「正しさ」を批判的に捉え、それを説明できるようになる。
今年度の授業内容日本語についての学問的な知識を身につけ、それを意識しながら「国語」の輪郭をつかむための授業である。現代語を対象として、音声・文法・語彙・表記・方言等について取り上げ、国語を科学的にとらえる視野を身につける。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業後はミニ課題(アンケート、分析など)とコメント・質問の入力を行ってもらう(1時間〜2時間)。適宜、関連する書籍や論文などにも目を通し、授業内容の理解を確実なものとしつつ、発展的な問題についても情報収集をする(1時間〜2時間)。 1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項配布資料の該当箇所を読み、内容理解を確実なものとすること。また参考文献に目を通し、理解を深めること。
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/ミニテスト/レポート
第1回ガイダンス:「日本語」とはどういう言語か、「国語」とは何か
第2回総説:国語の授業から考える「日本語」
第3回文法:ら抜き言葉・さ入れ言葉・れ足す言葉
第4回文法:品詞
第5回文法:敬語
第6回語彙:語種と語音配列
第7回語彙:語彙と語彙量
第8回表記:文字の機能
第9回表記:仮名遣いと送り仮名
第10回表記:常用漢字と現代の表記法
第11回音声:調音音声学
第12回音声:日本語の音
第13回音声:日本語のアクセント
第14回現代語のバラエティ
授業の運営方法基本的にはスライド資料を用いて解説を進める。配布資料やノートなどに授業内容をメモしながら聴講する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法各授業に関するコメントと質問については、次回以降の授業の冒頭で紹介・回答する。また、アンケートの集計結果なども適宜紹介する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 30% コメントや質問などの記入
小論文・レポート 50% 学期末レポート
その他 20% ミニ課題(アンケート、分析、クイズなど)への回答
定期試験 0% 実施しない
評価内容(評価方法、評価基準4) 実施しない
テキスト ポータル上で教材を配布します。印刷はしませんので、必要に応じて各自で印刷してきてください。
参考文献 沖森卓也編著『日本語ライブラリー 日本語概説』朝倉書店,2010
このほか、授業内で提示する。
その他、履修生への注意事項 PCはできるだけ毎回持参してください。コメントを書いたり、教材を見たり、メモを取ったりするのに役立ちます。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】