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科目名芸術論
担当者吉澤 京子
開講期2026年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン60単位制限対象科目
全回対面
授業の到達目標芸術作品を見ること・鑑賞することの面白さと専門知識を学び、次のようなスキルを身につけることがこの授業の達成目標である。
1.芸術作品のジャンルを理解し、ジャンル別の特徴は何か、説明することができる。
 2.   ルネサンス芸術の生まれた時代背景、社会的背景を、簡潔に説明することができる。
3.ルネサンス時代およびバロック・ロココ時代の代表的な芸術家を挙げ、その特徴を述べることができる。
4.複数の作品を比較することによって、特定の芸術家とその作品の特徴を述べることができる。
5.画中の人物が身につけている衣服・装飾品や身振り等から、その人物の立場や生活のありようを想像することができる。


今年度の授業内容まずはじめに、ルネサンス時代に焦点を当て、どのような時代だったのか、グローバルな視点からの理解を促します。
とりわけ、ヨーロッパ域内での交易のありようと芸術の関連を知り、時代の流れとともに何がどう変わっていくか,
という視点をもてるように示唆します。
次に、ルネサンス時代の代表的な芸術家の作品(イタリアではフィレンツェ派およびヴェネツィア派、さらにフランドルやドイツなどのアルプス以北の芸術家の作品を中心に置きます)をじっくりと鑑賞します。とくに今年度は授業期間中に国立新美術館でルネサンス美術に焦点をあてた「ルーヴル美術館展」が開催されますので、出品作品に関連する内容をとりあげる予定です。
ルネサンス時代についての講義に続き、バロックおよびロココ時代(17、18世紀)の絵にえがかれた題材別に静物画・風景画・風俗画の各ジャンルについて理解し、自分はどのようなジャンルが好きかを考えます。描かれた人物像が身につけているファッションやジュエリーにも注目して、当時の習慣などの理解につとめます。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について(予習)講義の後半で、次回の授業内容に関連して、テキストや参考文献の読むべき箇所を指示するので、予習を行ったうえで授業に臨むこと。
(復習)講義修了後には、授業資料やノートを見直し、その回の概要をまとめ、新しく知ったこと、興味をもったことの定着に努めてほしい。
1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項講義の中で、芸術作品がうまれた時代背景や場所(国、都市、地域)について述べることがしばしばありますが、世界史や地理の初歩的な解説をじゅうぶんに行うゆとりは授業時間内にはありませんので、わからない歴史用語や地理等があった場合は、自習により調べて基礎知識を広げるよう努力してください

授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/レポート/反転授業(知識習得の要素を教室外に済ませ、知識確認等の要素を教室で行う授業形態)/体験学習・調査学習
第1回導入。絵の中に何が見えますか?ルネサンス美術との出会い。時代背景の理解
第2回イタリアのルネサンス美術(1)中世末期~15世紀前半 フィレンツェ派を中心とする
第3回イタリアのルネサンス美術(2)15世紀半ば~15世紀後半 フィレンツェ派を中心とする
第4回イタリアのルネサンス美術(3)15世紀後半~16世紀前半 3巨匠(レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ)の芸術に焦点を当てる
第5回イタリアのルネサンス美術(4)「ミケランジェロ 神の手(DVD)」を鑑賞した後、16世紀後半の芸術の傾向に触れる
第6回イタリアのルネサンス美術(5)ヴェネツィア派の巨匠たち
第7回イタリアの伝統工芸(ジュエリー、ガラス、染織)について説明する。また、描かれたルネサンスのファッション等も取り上げる
第8回アルプス以北の15~16世紀美術
第9回バロック美術(1)イタリア(その1) 時代についての概要を説明したあと、彫刻家・建築家ベルニーニの作品を鑑賞する
第10回バロック美術(2) イタリア(その2)カラヴァッジョに焦点を当て、代表作を鑑賞するとともに「絵画ジャンル」について理解する
第11回バロック美術(3) フランス、フランドル、オランダの絵画を取り上げる
第12回バロック美術(4) フェルメール、レンブラント、ルーベンスの作品を鑑賞する
第13回17世紀~18世紀の建築、室内装飾、ファッション
第14回全体のまとめ 中世~近世についての総括的理解をはかる
授業の運営方法講義形式で授業を進める。スライドやDVDによって作品を提示し、芸術作品の見方についてわかりやすく説明する。
授業の前半・ルネサンス時代についての講義で取り上げる主な作品については、テキスト『世界でいちばん素敵なルネサンスの教室』に掲載された画像を活用するとともに、秋学期中に国立新美術館で開催される「ルーヴル美術館展」の出品作品を重点的に説明する予定である。
期末レポートについては、受講生が執筆のさいのポイントを理解できるように、授業で説明を行う予定。




課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出された課題についての全体的な講評や特徴的な見解の紹介は、数回を経た授業中に口頭で行う。また、授業内容が誤って理解されているケースが多数見られた場合は、時間をおかずに授業中に補足説明を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験は行わない
小論文・レポート 60%
授業参加 40% リアクションペーパー、授業中に行う小テスト
テキスト 『世界でいちばん素敵なルネサンスの教室』監修:祝田秀全、三才ブックス、2022年、1500円+税、ISBN978-4-86673-298-5
遅くとも2回目の授業には持参すること。
9回目以降については、プリントを配布する。



参考文献 三浦篤『まなざしのレッスン①西洋伝統絵画』東京大学出版会、2001年、2500円+税、ISBN 4-13-083030-9
『西洋美術館』 小学館、1999年 、15000円+税、ISBN4-09-699705-6
『ルネサンス美術館』小学館、2008年、10000円+税、ISBN978-4-09-699708-6
『カラー版西洋美術史』美術出版社、1990年初版、1900円+税、ISBN4-568-40030-9
「ルーヴル美術館展図録」(詳細については、授業中に説明する)
その他、授業の進行にあわせて参考文献を紹介する。
その他、履修生への注意事項 期末レポート提出は、クラスプロファイルの「課題提出機能」を用いて行う。
都内の国立新美術館で開催される「ルーヴル美術館展」の鑑賞(チケット代、交通費を含めて自費)を、成績評価対象の課題に関連して行ってもらうので、留意してください。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【文学部 人文学科】
カリキュラムマップ【文学部 現代文化表現学科】
カリキュラムマップ【文学部 コミュニケーション文化学科】