| 科目名 | 日本文学 | |
| 担当者 | 岩田 久美加 | |
| 開講期 | 2026年度秋学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 1年 | |
| 単位数 | 2単位 | |
| 授業の方法 | 講義 | |
| 授業形態 | 対面(全回対面) | |
| オンライン60単位制限対象科目 | ― | |
| 全回対面 | ||
| 授業の到達目標 | この授業では、身近な動物である「猫」に焦点をあてて、日本文学の中でどのように描かれているかを明らかにしていく授業です。「猫」を中心的に扱いますが、同じくらい身近な動物である「犬」についてもたまに取り上げます。「猫」(ときどき「犬」)をもとにして、日本文学を読み解くことに必要な知識と方法を身につけます。 それによって、自分なりの「猫」の日本文学に対する考えを持つことができます。さらに、それに基づいて、受講生自身が文学作品に適切な解釈を行い、その作品についての自分の考えを説明できるようになることを目標とします。 | |
| 今年度の授業内容 | 具体的な作品に登場する「猫」(ときどき「犬」)を通して、日本文学がどのように生まれ、享受者層の広がりに伴いどのように変遷したかを、社会状況を確認しながら見ていきましょう。具体的には、視覚資料を豊富に用い、日本文学が美術や工芸といった他分野に及ぼした影響も考えます。 | |
| 準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 前もって配布する授業資料は、必ずよく読んで、分からないことを辞典・事典などを使って調べておきましょう。そして自分なりの課題(不思議に思うことなど)をもって受講しましょう。授業のはじめにに質問をする場合もあるので、答えられるように備えておきましょう。授業後には内容を振り返り、新たに学んだことを確認しておきましょう。 | 1回平均約190分 |
| 自習に関する一般的な指示事項 | 取り上げる作品は一部を提示することが多いので、興味を持った作品は全編を読むことをお勧めします。また、分からないことを調べるときには安易にネットに頼らず、信頼できる情報であることを確認するようにしましょう。 | |
| 授業の特徴(アクティブラーニング) | リアクションペーパー/ミニテスト/レポート/課題解決型学習(PBL)/その他 | |
| 第1回 | イントロダクション 日本において、「猫」(犬も)いつから記録にあるか、またそれはどのようなものかを確認します。 |
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| 第2回 | 上代における猫と犬 『古事記』と『日本霊異記』の猫と犬の記述を読んで、どのような存在だったのか考えます。 |
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| 第3回 | 中古における猫と犬① 『宇多天皇御記』における猫の記述を読み、どのような存在だったのか考えます。 |
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| 第4回 | 中古における猫と犬② 『源氏物語』第二部における猫に関する記述を読み、物語の中で「猫」がどのような役割を果たしているか考えます。 |
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| 第5回 | 中世における猫と犬① 説話集や日記の猫の記述、『徒然草』における猫を確認し、「ねこまた」とはどのようにして誕生したのか考えます。 |
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| 第6回 | 和歌によまれた猫と犬 和歌によまれた猫と犬について確認し、和歌においてはどのような存在なのかを考えます。 |
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| 第7回 | 連歌によまれた猫と犬 連歌によまれた猫と犬について確認し、連歌においてはどのような存在なのかを考えます。 |
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| 第8回 | 中世における猫と犬② 仏教寺院における猫の位置づけを考えます。 |
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| 第9回 | 中世における猫と犬③ 漢詩によまれた猫の記述を読み、その描写の特徴を考えます。 |
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| 第10回 | 描かれた猫と犬 源氏絵をはじめとしたさまざまな絵画資料における猫の描かれ方を確認します。 |
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| 第11回 | 近世における猫と犬① 江戸前期の俳諧における猫のあり方を考えます。 |
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| 第12回 | 近世における猫と犬② 江戸後期の俳諧における猫のあり方を考えます。 |
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| 第13回 | 近代における猫と犬 近代短歌によまれた猫のあり方を考えます。 |
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| 第14回 | まとめ及び授業内課題レポート これまでの授業内容をまとめた後に、各自授業内課題レポートを提出します。 |
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| 授業の運営方法 | プリントで対象となる作品を提示し、具体的に読み進めます。授業では作品を絵画化した映像を目にすることで、作品享受の具体相を実感できるようにします。 | |
| 課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 小テスト(全2回)については、実施後の講義において解説等を行います。 授業内課題(全1回)については、ポータルにて全体的な講評を行います。 |
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| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
| 定期試験 | 0% | 実施しません。 |
| 小論文・レポート | 60% | 最終回に授業内課題レポートを実施します。授業目標の達成度合いなどで段階的に評価します。 |
| 授業参加 | 30% | 小テストを2回実施し、授業内容に関する理解程度で評価します。 |
| その他 | 10% | リアクションペーパーの摘出を適宜課します。主体的・発展的な考えを提示した時に評価します。 |
| 評価内容(評価方法、評価基準4) | リアクションペーパーの摘出を適宜課します。主体的・発展的な考えを提示した時に評価します。 |
| テキスト | 教場にて、授業資料として、文学作品のテキストが載ったプリントを配布します。 |
| 参考文献 | 日本国語大辞典』(小学館) 『日本古典文学大辞典』(岩波書店) 『平安時代史辞典』(角川書店) 『新編日本古典文学全集』(小学館) 『新日本古典文学大系』(岩波書店) |
| 関連ページ | 国文学研究資料館 ?https://www.nijl.ac.jp/??? |
| その他、履修生への注意事項 | 古文や漢文が苦手でも大丈夫です。 ゆっくりと一緒に学んでいきましょう。 |
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |