科目名 | 臨床心理学演習IB |
担当者 | 下山 晴彦 |
開講期 | 2023年度秋学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 1単位 |
授業の方法 | 演習 |
授業題目 | 臨床心理学研究の理論、方法、実施手続、論文の書き方を学ぶ |
授業の達成目標 | 臨床心理学の研究の進め方について、関心あるテーマの発見、研究に向けての発想から研究計画、研究の実行までの手続について学び、論文執筆の準備ができるようにする。 |
今年度の授業内容 | 参加者が自身の関心のあるテーマを探し、それを研究として発展していくための発想法をグループ討議を通して学ぶ。さらに見出されたテーマを研究にしてく手続について学ぶ。関心あるテーマの発見、研究に向けての発想から研究計画、研究の実行までの手続を学ぶことを通して、自己の心理的テーマを客観的視点から見直していくプロセスを支援する。 |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業は、心理学研究法を学ぶ前半と、参加者が自身の研究のテーマと方法を見出していく後半に別れる。前半では、関連するテキストの部分を事前学習することが求められる。後半では、自身の関心あるテーマを探る事前学習が求められる。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 自分の関心あるテーマを研究するためにどのような方法が適しているのかについての主体的な検討が重要となる。 |
第1回 | 授業の目的とスケジュールについての説明する。まず、担当教員が自身の研究の紹介を兼ねて臨床心理学研究について、テキストの「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第1章「何のために研究するのか」を中心に概説する。その後に、授業において発表と討議を進めるために、関心のある研究法に基づいてグループ分けを行い、「心理学の実践的研究法を学ぶ」(新曜社)の担当個所を決めて、15回の予定を確認する。 |
第2回 | 臨床心理学の博士論文を執筆している博士課程院生(あるいは博士論文を執筆した研究者)をゲストに招いて臨床心理学研究の手続についての講義をお願いする。研究を発想し、それを実施ていくプロセスについて学ぶことができる。 |
第3回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第2章「良い研究とはどういうものか」と第3章「どのように研究すべきか」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第4回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第4章「仮説生成型研究」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第5回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第5章「仮説検証型研究」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第6回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第9章「面接法」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第7回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第10章「観察法」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第8回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第11章「フィールドワーク」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第9回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第12章「質問紙法」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第10回 | テキスト「心理学の実践型研究法を学ぶ」の第16章「質的分析法」についての担当グループの発表と討論。発表グループは、テキストの内容紹介だけでなく、グループメンバーは、その方法を用いて実施してみたい関心テーマについても発表する。 |
第11回 | それまでの研究法についての学習経験を通して明らかになってきた「研究してみたい関心テーマと、用いる方法」について、参加者が発表し、全体で討論する。関心テーマの原点となる発想や用いる方法の適切さなどについて議論し、参加者自身にとって研究が意義あるものになるように支援する。 |
第12回 | それまでの研究法についての学習経験を通して明らかになってきた「研究してみたい関心テーマと、用いる方法」について、参加者が発表し、全体で討論する。関心テーマの原点となる発想や用いる方法の適切さなどについて議論し、参加者自身にとって研究が意義あるものになるように支援する。 |
第13回 | それまでの研究法についての学習経験を通して明らかになってきた「研究してみたい関心テーマと、用いる方法」について、参加者が発表し、全体で討論する。関心テーマの原点となる発想や用いる方法の適切さなどについて議論し、参加者自身にとって研究が意義あるものになるように支援する。 |
第14回 | それまでの研究法についての学習経験を通して明らかになってきた「研究してみたい関心テーマと、用いる方法」について、参加者が発表し、全体で討論する。関心テーマの原点となる発想や用いる方法の適切さなどについて議論し、参加者自身にとって研究が意義あるものになるように支援する。 |
第15回 | それまでの研究法についての学習経験を通して明らかになってきた「研究してみたい関心テーマと、用いる方法」について、参加者が発表し、全体で討論する。関心テーマの原点となる発想や用いる方法の適切さなどについて議論し、参加者自身にとって研究が意義あるものになるように支援する。 |
授業の運営方法 | 小グループに分かれての事前準備と発表を行う。発表後に全体で討論を行うが、その際の司会は、参加者が持ち回りで担当する。参加者の積極的な参加を期待する。 |
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業内で参加者の学習程度に即してフィードバックを行う。追加フィードバックは、メールあるいはオンラインでのコミュニケーションで行う。 |