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科目名臨床心理学演習IA
担当者宮崎 圭子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目ポジティブ心理学とウェルビーングを学ぶ
授業の達成目標ポジティブ心理学は、1998年にアメリカで起きた。従来の心理学は、人間の障害や弱さに焦点を当てられてきたことへの反省からである。人間の優れた機能について、人が持っている良いものを育み発達させるために、もっと力を注がれるべきであるという視点となる。
私達がもっている「良きもの」に対する理解を深め、そのプロセスの中で自身が持っている「良きもの」を探求してもらいたい。
上記の視点をもって、卒業論文前哨戦として、ポジティブ心理学としての視点で、自身の興味あるテーマを焦点化でき、その研究グランドデザインを説明することができる。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容まずは輪講(回し読み)で、「ポジティブ心理学」とは何かから始める。喜び、幸せ、満足、愛、生きがい、レジリエンス、ハーディネス(耐える力)、希望、勇気…、等々、私達は沢山の良きなるものを持っています。それらについて理解を深めた後、各自で自身が興味ある研究テーマを探索していく。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータル、もしくは前回の授業で配信された資料を読み、疑問に思うことをあらかじめ整理しておく。参加者から提示された問題点、疑問点等を全体で討議し、自身の研究テーマを精緻化していく。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項日常生活の中で、ポジティブな視点を持って観察・実践してみて欲しい。
第1回オリエンテーション
第2回レクチャー ポジティブ心理学—21世紀の心理学の可能性
第3回レクチャー ポジティブ心理学を味わう: エンゲイジメントを高める25のアクティビティ
第4回科学的論文とは何か?
第5回科学的論文の構造とは
第6回科学論文の種類
第7回興味あるテーマに関する先行研究の探索方法とその実践
第8回興味あるテーマに関する先行研究のまとめ
第9回興味ある先行研究の概要発表 (1)
第10回興味ある先行研究の概要発表 (2)
第11回興味ある先行研究の概要発表 (3)
第12回研究方法とその特徴
第13回興味あるテーマに関して、適切な研究方法の検討
第14回研究グランドデザインの構築方法
授業の運営方法・授業で扱う論文をもとに検討をすすめる。
・モバイルPC、タブレットPC等の端末機を持参下さい。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法・毎回の授業終了時に、その帆の授業全体の作業に対する講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験はなし。
小論文・レポート 40% 複数の課題レポート
授業参加 20% 後期課程学生として、積極的な授業態度
その他 40% 課題の発表(複数回)
テキスト ・Cinii Research https://cir.nii.ac.jp/articles
・J-STAGE https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
・跡見学園女子大学附属図書館 蔵書検索(OPAC)
・跡見学園女子大学附属図書館 電子ジャーナル PsycINFO
・跡見学園女子大学附属図書館 電子ジャーナル 医中誌Web
参考文献 各自が研究するテーマに即した先行研究論文
その他、履修生への注意事項 ・授業資料配信がある場合は、閲覧日(授業前日から次回の授業日前まで)があります。その閲覧日に閲覧し、ダウンロード保存下さい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】