[戻る]
科目名臨床心理学演習IA
担当者宮岡 佳子
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目集団療法の実践
授業の達成目標(1)集団療法について説明できる。(2)集団療法をテーマに沿って進行することができる。(3)発達障害について説明できる。(4)コミュニケーションスキルの向上のために必要なことを説明できる。
今年度の授業内容まず集団療法や発達障害について説明する。次に、テキストを用いて、リーダー、コリーダー、メンバーに分かれて、集団療法を実践する。リーダーやコリーダ―役の時は、「集団の動かし方」を学んでいく。メンバー役の時は、ロールプレイや話し合いを通じて、精神疾患を持つ患者さんの気持ちを理解し、自身のコミュニケーションスキルの向上も目指す。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について<予習>次回のテーマについてテキストを読む。リーダー、コリーダ―役になる回では、構成や進め方を話し合っておく。指導者用マニュアル(教員より貸し出す)を読んでおく。<復習>学んだコミュニケーションスキルを意識して日常生活にも応用する。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項メンタルヘルスに関する知識を書籍やメディア等を通じ増やすように努める。
 第1回授業の進め方について
 第2回発達障害について
 第3回集団療法について
 第4回プログラム(1)オリエンテーション・自己紹介
 第5回プログラム(2)コミュニケーションについて
 第6回プログラム(3)あいさつをする/ 会話を始める
 第7回プログラム(4)会話を続ける
 第8回プログラム(5)ピアサポート
 第9回中間のまとめ
 第10回プログラム(6)表情訓練/相手の気持ちを考える
 第11回プログラム(7)上手に頼む/ 断る
 第12回プログラム(8)アサーション
 第13回プログラム(9)ストレスについて
 第14回プログラム(10)相手をほめる
 第15回まとめ
授業の運営方法椅子を丸く並べて着席し、コリーダ―は黒板に内容を書く。視覚的情報があるとメンバーが理解しやすくなる。リーダーとコリーダーは教員から指導者用マニュアルを借り、それをもとに進行する。ともにメンバーの様子を見ながら、メンバーが発言やロールプレイを積極的に行えるよう促す。全員がリーダー役を経験できるよう、途中でリーダー、コリーダーを交代する。最後にリアクションペーパーを提出する。
<遠隔での授業の場合>
TEAMSを用いる。画面を通じてなので対面よりは行うことに制約があるため、内容は適宜変更してよい。リアクションペーパーはTEAMSの課題を通じて提出する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法リアクションペーパーに対して次回全体の講評としてフィードバックする。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 100% 積極性などの授業態度。発言内容。リアクションペーパー。
その他 0%
テキスト 大人の自閉症スペクトラムのためのコミュニケーション・トレーニング・ワークブック/加藤進昌(監修)/星和書店/2017年/1,000円+税/ISBN978-4-7911-0952-4
参考文献 ①大人の自閉症スペクトラムのためのコミュニケーション・トレーニング・マニュアル/加藤進昌(監修)/星和書店/2017年/2,200円+税/ISBN978-4-7911-0951-7(指導者用マニュアルである) ②DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引き/American Psychiatric Association:髙三郎ほか(監訳)/医学書院/2014年/4,500円+税/ISBN978-4-260-01908-8
その他、履修生への注意事項 授業では積極的にワークをし、発言すること。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】