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科目名臨床心理学演習IA
担当者新井 雅
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目児童青年期における子どもの問題と心理教育的援助
授業の達成目標学校や家庭における子どもの問題行動,心身の不調,不適応問題などに対する理解と心理教育的援助の基礎について説明・発表できる。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。
今年度の授業内容・学校心理学やスクールカウンセリング,臨床心理学などに関わる文献をもとに,学校や家庭における子どもの問題行動,心身の不調,不適応問題やその心理教育的援助と関連するテーマの中から関心のあるものについて調べ,発表する。
・上述のような様々な問題の援助活動に携わる際,心理支援に必要な知識,技能,態度とは何かについても議論し,個人・グループワーク等も取り入れながら,体験的に理解を深める。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間についてポータルやMicrosoft Teamsを通して事前に配布される各回の授業資料や発表者のレジュメ等を読み、疑問や質問などを予め整理しておく。授業終了後は、授業資料やノート、授業内で行われた説明、ワーク、ディスカッションを振り返り、まとめ直すなどして自分なりに理解を深めておくこと。授業での発表者は、授業中に行われた質疑応答や教員によるコメントなどを踏まえて、自分の発表内容を振り返ること。なお、必要に応じて参考文献を活用しながら予習・復習に努めること。 合計15時間
自習に関する一般的な指示事項・各自の問題意識やテーマに応じた文献を幅広く調べ,読み,まとめてください。
第1回オリエンテーション
第2回⼼理援助の基礎となる⾃⼰理解・他者理解グループワーク
第3回⼼理教育的援助に関するワーク(1)アセスメント
第4回⼼理教育的援助に関するワーク(2)カウンセリング
第5回⼼理教育的援助に関するワーク(3)コンサルテーション
第6回⼼理教育的援助に関するワーク(4)チーム援助
第7回架空事例に基づく⼼理教育的援助の実践方法
第8回児童⻘年期の⼦どもに対する⼼理教育的援助−課題発表(1)
第9回児童⻘年期の⼦どもに対する⼼理教育的援助−課題発表(2)
第10回児童⻘年期の⼦どもに対する⼼理教育的援助−課題発表(3)
第11回児童⻘年期の⼦どもに対する⼼理教育的援助−課題発表(4)
第12回児童⻘年期の⼦どもに対する⼼理教育的援助−課題発表(5)
第13回臨床心理学や学校心理学に関わる研究の進め方
第14回まとめ
授業の運営方法・各回それぞれ個人ワークやグループワークを取り入れながら,心理教育的な援助の実際を体験的に学ぶ。
・各回の発表担当を割り当て,発表者はレジュメを作成・発表し,全体でディスカッションを行う。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業終了時に、その日の授業全体のワークやディスカッションなどに対する講評を行います。学生による発表・レポートが行われる回では、それぞれの発表・レポート内容に対して教員が講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 60% 各回の発表課題・レポート
授業参加 40% 授業・発表態度、発言、質疑応答、ディスカッション
その他 0% 実施しない
テキスト 特に指定しない
参考文献 ・学校心理学ハンドブック第2版 / 日本学校心理学会(編) / 教育出版 / 2016年
・子どもの感情コントロールと心理臨床 / 大河原美以 (著) / 2015年 / 日本評論社
・怒りをコントロールできない子の理解と援助 / 大河原美以 (著) / 2004年 / 金子書房
・事例に学ぶ不登校の子への援助の実際 / 小林正幸 (著) / 2004年 / 金子書房
・先生のためのやさしいソーシャルスキル教育 / 小林正幸(著) / 2005年 / ほんの森出版
・イラストでわかる子どもの認知行動療法 / 石川信一(著) / 2018年 / 合同出版
・学校でフル活用する認知行動療法 / 神村栄一 (著) / 2014年 / 遠見書房
・一瞬で良い変化を起こす10秒・30秒・3分カウンセリング / 半田一郎 / 2017 /ほんの森出版
・一瞬で良い変化を起こす カウンセリングの “小さな工夫" ベスト50―すべての教師とスクールカウンセラーのために / 半田一郎 / 2019 /ほんの森出版
実践入門! 学校で活かす認知行動療法 / 嶋田洋徳(著) / 2021年 / ほんの森出版 
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】