科目名 | 臨床心理学演習IA | |
担当者 | 板東 充彦 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | コミュニティ心理学 | |
授業の達成目標 | 支援をする者の基本姿勢として、「応答する」「相談する」「責任感をもつ」ことを実践できる。コミュニティ心理学の基本概念を習得し、説明できる。その基本的知識をもとに、自らが所属しているコミュニティを振り返り、コミュニティにおける自分の位置づけを把握し、適切な振る舞い及び介入を行うことができる。支援活動にも関わりながら、コミュニティの健全化に寄与する実践的な方法を身につける。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につける。 | |
今年度の授業内容 | ゼミ内や支援活動を通して、対人コミュニケーションの基礎を学ぶ。連携している地域の支援団体から講師を招き、活動のレクチャーを受ける。傾聴とグループ・ファシリテーションの基本技術を学ぶとともに、支援活動に関わる。文献講読と講義を通して、コミュニティ心理学の基本概念やひきこもり支援の基礎をを学ぶ。以上を通して、コミュニティを捉える視点及び支援技法の基礎を習得する。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 日々の生活における身近な人々への関わりに意識を向ける。各回の指定文献を予習したり支援活動を振り返ったりしながら、疑問点を整理して授業に臨む。授業後は、ゼミでの体験を文字にして振り返る。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 日常生活場面で「応答する」「相談する」「責任感をもつ」ことを実践する。自分が所属するコミュニティに意識を向ける。コミュニティ心理学の視点からコミュニティを捉え、自分・周囲の人々・コミュニティを元気にする方法を考える。 | |
第1回 | オリエンテーション | |
第2回 | 傾聴トレーニング | |
第3回 | 地域の支援機関説明会 | |
第4回 | ファシリテーション・トレーニング その1 | |
第5回 | 事例検討会 | |
第6回 | 文献講読 その1(メンタルフレンド) | |
第7回 | 文献講読 その2(居場所活動) | |
第8回 | コミュニティ心理学の理論 その1(コミュニティ感覚等) | |
第9回 | コミュニティ心理学の理論 その2(ソーシャル・サポート等) | |
第10回 | ファシリテーション・トレーニング その2 | |
第11回 | 文献講読 その3(グループワークの基礎) | |
第12回 | 文献講読 その4(グループワークの応用) | |
第13回 | 全体エンカウンター・グループ | |
第14回 | まとめ | |
授業の運営方法 | 文献購読、傾聴とグループ・ファシリテーショングのトレーニング、支援活動の実践と報告、事例検討を行う。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の発表等に関して講師が講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | なし |
小論文・レポート | 40% | 毎回のリアクションペーパー、授業で課すレポート・発表資料等 |
授業参加 | 60% | 積極的・協力的な授業態度 |
その他 | 0% |
テキスト | なし |
参考文献 | 野島 一彦, 岡村 達也 (監修), 布柴 靖枝, 板東 充彦 (編著) 2019 公認心理師 実践ガイダンス 3.家族関係・集団・地域社会 木立の文庫, 2.700円+税, ISBN-13: 978-4909862044 植村勝彦, 高畠克子, 箕口雅博, 原 裕視, 久田 満 (編集) 2017 よくわかるコミュニティ心理学 [第3版] ミネルヴァ書房,2,500円+税, ISBN-13: 978-4623080915 |
その他、履修生への注意事項 | 【授業の具体的な運営方法】 対面で授業を行う。 Teamsを使用し、配布資料・発表資料・卒論準備等を共有する。 教室で出席を取る。 遅刻3回を欠席1回とみなす。15分以上の遅刻は欠席扱いとする。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |