科目名 | 心理実習C/心理学臨地実習A | |
担当者 | 前場 康介、鈴木 眞理、岡本 潤子、松浦 真澄 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 集中講義 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 実習 | |
授業題目 | 心理実習C/心理学臨地実習A | |
授業の達成目標 | 心理臨床現場での見学、ビデオ視聴、ディスカッション等を通して、その現場に対する自分なりのイメージを語ることができる。更に見学、特別講師による事前ガイダンスで知り得たことをレポートとして作成することができる。また各自が、各々の現場に自分が勤務したらどのように感じるかを吟味し、自らの適性をも探ることができる。 | |
今年度の授業内容 | 臨床心理学にかかわりのある施設の見学を通じて、カウンセリング、心理臨床の基礎的な部分を体験的に学ぶ授業である。まずオリエンテーションを行い、実習の概要、見学時の諸注意、レポート作成について教示する。またDVDを視聴し、心理面で困難を抱えている方を理解し、支援の仕方を考える。さらに、事前ガイダンスとしてに、心理職として働いている外部講師に講演をしていただく。また、どのような場(実践現場論)で、どのような法律、制度の下に(法・制度論)、どのようなニーズに応じ、他領域とどう関連しているか(社会的位置づけ、心理臨床行政論)などについて広く学ぶ。その領域を学習したうえで、見学に臨む。見学では、現場のスタッフの説明を受け、施設を見学する。施設によっては、スタップの方と交流を持てる場合がある。見学を通じ、臨床心理業務の実践現場の具体的な現実をこ烏学び、心理職の理解を深めさせる。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 教員の指示による。 | 合計7.5時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 図書館に設置されている各種ビデオや書籍などを積極的に利用することを勧める。臨床現場に対する知見を広めるために、法律や社会制度などの知識も吸収することが有用なので、その領域の書籍にもあたって欲しい。 | |
第1回 | オリエンテーション(授業運営の概要説明など全体的な諸注意を行う) | |
第2回 | 心理支援について考える(DVD視聴を含む) | |
第3回 | 医療・福祉領域見学のための事前ガイダンス(外部講師の講演) | |
第4回 | 医療・福祉領域見学のための事前ガイダンス(見学に必要な事項の講義) | |
第5回 | 教育・相談領域見学のための事前ガイダンス(外部講師の講演) | |
第6回 | 教育・相談領域見学のための事前ガイダンス(見学に必要な事項の講義) | |
第7回 | 司法・矯正領域見学のための事前ガイダンス(外部講師の講演を含む) | |
第8回 | 司法・矯正領域見学のための事前ガイダンス(見学に必要な事項の講義) | |
第9回 | 医療・福祉領域施設の見学実習 | |
第10回 | 教育・相談領域施設の見学実習(1) | |
第11回 | 教育・相談領域施設の見学実習(2) | |
第12回 | 司法・矯正領域施設の見学実習 | |
第13回 | 事後ガイダンス(1)グループに分かれてディスカッション | |
第14回 | 事後ガイダンス(2)全体でシェアリング・レポート作成 | |
授業の運営方法 | 学内での授業と校外見学から構成される。春学期の授業期間内におこなわれる授業は土曜日の午後1時から行う。全体的な諸注意やレポートの提出方法などのオリエンテーションを行う。DVD視聴、外部講師の講演、見学の領域に関連した事項の講義を行う。外部講師との日程調整があるため、オリエンテーションの時点では、外部講師講演日は決定していない。見学施設は、児童相談センター、福祉資料館、心理・教育相談所、法務省関連施設等を予定しているが、受け入れ先の都合により変更もある。また、1回に参加できる人数は制限される場合がある。受講生の人数によるが、多数である場合は、担当者の判断で適宜グループ分けを行う。詳細な日程は、受け入れ先との交渉によって決定する(8月が中心になる)。日程が分かるのが遅い場合があるので、注意すること。すべての見学が終わった後、学内で事後ガイダンスを行う(午前中から午後にかけてを予定している)。 具体的な事項は、「その他・履修生への注意事項」を参照のこと。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回においてその方法は様々であるので、適宜教員より指示する。 なお、事後ガイダンスにおいて全体のシェアリングとして代表的な感想・意見を教員より公表する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない。 |
小論文・レポート | 40% | 事前ガイダンスレポート、見学レポート、事後ガイダンスレポート。 |
授業参加 | 60% | 全ての事前ガイダンス、各領域の見学への参加。事後ガイダンスにおける討論および口頭発表への参加。 |
その他 | 0% | 実施しない。 |
テキスト | 特に定めない。 |
関連ページ | 施設のホームページがある場合は、それを見ておくこと。 |
その他、履修生への注意事項 | 校外見学・授業を予定しているが、見学の日程は指定された日時に行われる。個人の都合で変更できない。また遅刻・欠席は許されない。見学に際し、私語は厳禁である。真面目に取り組むこと。また不適切な服装なども厳禁である。甚だしい髪の色は染め直して貰うことがある。また事前指導の段階で、参加意欲が著しく低いと担当者が判断した場合は、実習および見学に参加できないことがある。 事前ガイダンスでは、外部から特別講師を招聘し、実践報告をして頂くので、静粛かつ積極的に参加する態度が必要である。 なお、昨今のコロナ禍のため、外部施設での見学・実習が一部ないしはすべて不可となる可能性もある。その際は、当該領域の内容を学内での講義・体験学習により充当する。 担当教員からの連絡を確実に受け取れるよう、留意すること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |