科目名 | 遊戯・芸術療法 | |
担当者 | 諏訪 絵里子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 遊戯・芸術療法 | |
授業の達成目標 | 遊びや描画表現などの治療的意義とその限界を説明することができる。 子どもが安全にかつ自由に遊び、表現することのできる環境を提供するためにどうすればよいのか理解している。 クライエントの抱える問題に応じて、治療の目的と方針を組み立て、説明することができる。 |
|
今年度の授業内容 | 本講義では、遊びや表現の意義を知るとともに、遊戯療法・芸術療法に必要な基本的理論を学んでいきます。また、グループワーク(ロールプレイやディスカッション)を通して、特にチャイルドセンタードのプレイセラピストとしての態度や基本的知識を身に着けることを目指します。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | どのようなワークをやるのか前の授業で伝えるので、自分の意見や疑問点をまとめ、準備をすること。積み上げ式の授業形態となっているため、毎回授業資料を読んで復習し、理解してから授業に臨むこと。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 日常生活の中で目にする芸術や子どものお絵描きや遊びなどに興味をもち、その意義を考える。あるいは、幼少期の自分の遊びを振り返り、なぜその遊びが好きだったのか考える。 また、授業の中で模擬事例を提示するので、どのように対応するべきかを考える。 それらの考えてきたことを授業でのディスカッションにおいて取り入れられるようにしておくこと。 |
|
第1回 | オリエンテーション | |
第2回 | 遊びとは?遊びや表現の意義 | |
第3回 | 認知機能の発達と表現 | |
第4回 | 象徴的意義とは | |
第5回 | プレイルームの設定1 | |
第6回 | プレイルームの設定2 | |
第7回 | 遊戯療法の意義と目的 | |
第8回 | 遊戯療法士の役割と資質 | |
第9回 | セラピストの応答の基本 | |
第10回 | 子ども対応の原則 |
|
第11回 | インフォームドコンセントとバウンダリーの意義 | |
第12回 | ルールとバウンダリーの原則 | |
第13回 | 遊戯療法のゴール設定 | |
第14回 | セラピーの変化を考える | |
授業の運営方法 | 授業はグループワークやディスカッションがメインとなるため、すべて対面で行う。 遠隔授業を実施する必要がある場合は、Zoomによるリアルタイム授業とする。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 毎回の授業で行うグループでのワークやディスカッションは発表してもらい、逐次講評を行う。小レポートについては、次回の授業で全体の講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 40% | 期末課題 |
授業参加 | 40% | ディスカッション、ロールプレイなどでの積極性や貢献度、発表 |
その他 | 20% | 授業の中で数回小レポートを課す |
定期試験 | 0% | 実施しない |
参考文献 | V.M.アクスライン (著), 小林 治夫 (翻訳) 『遊戯療法 (心身障害双書 6)』 岩崎学術出版社 ISBN:978-4753372058 |
その他、履修生への注意事項 | 実践的な授業となるので、グループでのワーク、ディスカッションや玩具を用いたロールプレイを中心に授業を進める。本講義は遊戯療法士としてのトレーニング的な要素を多分に含むので、恥ずかしがらずに真剣に積極的にロールプレイやワークに取り組むこと。遊び心のある柔軟な姿勢、トレーニーセラピストとしての誠実な姿勢を求める。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |
実務経験の概要 | 公認心理師、臨床心理士、遊戯療法士 |
実務経験と授業科目との関連性 | 遊戯療法士としての臨床経験を活かし、イギリスの遊戯療法士養成プログラムを参考にした実践的な授業を行う。 |