科目名 | 心理演習 | |
担当者 | 新井 雅、宮岡 佳子、小栗 貴弘 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 公認心理師として必要な基本的知識及び技能の修得 | |
授業の達成目標 | (1)心理に関する支援を要する者等に対するコミュニケーション,心理検査,心理面接,地域支援について説明できるようになる。 (2)心理に関する支援を要する者等のニーズを把握し,支援計画を作成できるようになる。 (3)心理に関する支援を要する者の現実生活を視野に入れたチームアプローチについて説明できるようになる。 (4)公認心理師としての多職種連携及び地域連携について説明できるようになる。 (5)公認心理師としての職業倫理及び法的義務について説明できるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 本科目は演習である。 役割演技(ロールプレイング)や事例検討を行いながら,心理に関する支援を要する者等に関する理解とニーズの把握及び支援計画の作成と援助技能(コミュニケーション,心理検査,心理面接,地域支援等)について学ぶ。 また,現実生活を視野に入れたチームアプローチ,多職種連携及び地域連携,公認心理師としての職業倫理及び法的義務に関する知識,技能を学ぶ。 さらに,心理実習A及び心理実習Bの事前指導も行う。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ポータルやMicrosoft Teamsを通して事前に配布される授業資料や、実習マニュアル等を読み、疑問や質問などを予め整理しておく。授業終了後は、授業資料やノート、授業で行われたワークやディスカッションを振り返り、まとめ直すなどして自分なりに理解を深めておくこと。必要に応じて参考文献を活用しながら予習・復習に努めること。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 実習マニュアルをよく読むこと。学外実習に⾏く前に,参考文献などに基づき,心理に関する支援を要する者等の理解と支援に関わる基礎知識を復習しておく。具体的には実習施設に関する知識、関連する法律、公認⼼理師に求められる法的義務や職業倫理、⼼理⽀援の⽅法などである。知識を持ったうえで演習に臨むことで,より理解が深まる。 | |
第1回 | オリエンテーション:授業の進め方・評価について | |
第2回 | コミュニケーション演習:グループエンカウンター,ソーシャルスキルトレーニング | |
第3回 | 地域支援演習:保健医療領域,福祉領域,教育領域 | |
第4回 | 心理査定演習 | |
第5回 | 支援計画の作成:知能検査に基づいた支援案の作成演習 | |
第6回 | チームアプローチ:チーム学校の心得 | |
第7回 | 事前指導①:調書の説明,調書作成とチェック,修正と要配慮者の面談 | |
第8回 | 心理面接演習①:傾聴体験 | |
第9回 | 心理面接演習②:傾聴技法を使った応答構成とロールプレイング | |
第10回 | 事前指導②:実習体験の振り返りの方法,実習ノートの書き方,実習ノートに関するワーク | |
第11回 | 事例検討①:保健・医療領域,福祉領域 | |
第12回 | 事例検討②:教育領域,産業・労働領域,司法・犯罪領域 | |
第13回 | 事前指導③:保健・医療領域まとめ,福祉領域まとめ,教育領域まとめ | |
第14回 | 多職種連携及び地域連携/公認心理師としての職業倫理及び法的義務:多職種連携の心得と地域連携の心得,職業倫理の理解と法的義務の理解(ロールプレイ含む) | |
授業の運営方法 | ・配布する授業資料や映像教材を用いて授業を進める。 ・グループワーク・ロールプレイ・ディスカッション等を行う。 ・リアクションペーパーを用いて,振り返りや授業内容に関する意見・考えの記述を求める。 ・授業内容について小テストを行う回がある。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業時に実施されるワークやディスカッションなどに対して教員が講評を行う。レポート課題等の内容について、授業時間内やポータル、Teams等を通して、全体的な講評やコメントなどを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 50% | 期末レポート |
授業参加 | 50% | 積極的な授業態度,課題の提出状況,リアクションペーパー,小テスト |
その他 | 0% | 実施しない |
テキスト | 特になし |
参考文献 | ・国分 康孝(1979).カウンセリングの技法 誠信書房 ・福山 清蔵・日本精神技術研究所心理臨床センター(2006).「独習」入門カウンセリングワークブック 改訂版 日本・精神技術研究所 金子書房 ・平木 典子・袰岩 秀章(1997).カウンセリングの基礎 : 臨床の心理学を学ぶ 北樹出版 |
その他、履修生への注意事項 | 演習の体験を通して,自身の公認心理師としての適性や課題を発見し,向き合うこと。 原則として遅刻,早退,⽋席が許されない授業である。体調管理に気を付け,遅刻・早退・⽋席の無いように⼼がけること。 心理実習A・Bの事前指導を一部含むため,⼼理⽀援,公認⼼理師の役割等に関する⼗分な事前学習をし,実習担当教員の指⽰・指導に従うこと。 その他,注意事項・実習に関する⼿続きについては実習マニュアルを熟読し,事前指導の内容を適切に理解しておくこと。 【出欠の取り方について】 ポータルを用いた出席登録、授業終了後のリアクションペーパーや小テスト等の提出をもって出席とします。 【授業の実施方法】 対面授業となりますが,課題の提出でポータルやMicrosoft Teamsを使用することがあります。事前にスマホへTeamsアプリをインストールしておいてください。 その他,授業で必要な事項については,その都度指示します。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |