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科目名心身医学
担当者菅原 ゆり子
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目患者の心理や社会的な側面を考慮しながら、総合的な診断、治療、疾病予防を行う全人的医療の核である心身医学の基礎を学ぶ
授業の達成目標全人的医療を理解し、心理社会的因子の身体への影響を説明できる。さらにその治療法や予防法を理解したうえで自己の体調を理解することが出来るようになる。病状に応じた適切な医療機関を選択できるようになる。以上3点を目標とする。
今年度の授業内容心身医学や心療内科の概要や代表的な心身症の理解を深める。現在心身医学が抱えている問題についても伝え、今後患者が人間として診られるために必要なことを考えていく。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータルで配布したプリントや指定した参考書を読み、知らない用語などの疑問点をまとめておく。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項自分や身近にいる人の体の症状と心の状態に着目し、心と体にどのような関連があるかを考察するようにしましょう。
 第1回総論1:心身医学、心療内科、全人的医療について概説し、病気でなく人間を診る医療の理念について学びます。
 第2回総論1:心身医学的診療:問診の仕方や受診する科の選択などについて学びます。
 第3回総論3:心身医学を支える理論:失感情症、自律神経など代表的な理論を紹介します。
 第4回総論4:心身医学的診察:バイタルサインの意義と取り方について学びます。
 第5回総論5:心身医学的治療:学習理論、ストレス理論、認知行動療法、箱庭療法、交流分析などについて学びます。
 第6回総論6:心身医学的治療:心理療法や薬物療法について学びます。
 第7回各論1:循環器心身症として高血圧などについて学びます。
 第8回各論2:うつ病について学びます。
 第9回各論3:がんの患者さんに対する症状緩和や精神的援助について学びます。
 第10回各論4:免疫系とワクチンについて学びます。
 第11回各論5:様々な心身症:過敏性腸症候群などについて学びます。
 第12回各論6:神経系心身症 頭痛の鑑別について学びます。
 第13回各論7:摂食障害について学びます。
 第14回各論8:女性の心身症について学びます。
 第15回心身医学まとめ
授業の運営方法主に講義による授業です。遠隔授業の際は、Microsoft Teamsによるリアルタイム授業を行う予定です。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポート回収後、特徴的な見解の紹介や典型的な誤解についての解説を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験は行わない。
小論文・レポート 40% 授業で取り上げた項目から1つを選んで、期末にレポートを1回提出していただきます。
授業参加 60% 小質問への答えの提出を以て出席とする。
その他 0% なし
テキスト ポータルで配布するプリントをテキストとしますが、折々参考書を使います。詳しくはガイダンスにて説明します。
参考文献 『心身医学』久住真理監修、筒井末春/大.谷純著。人間総合科学大学、2018年。2000円。ISBN978-4-87738-336-7。
2022年2月現在改定中のためガイダンスにてあらためて説明します。
その他、履修生への注意事項 遠隔授業の運営方法は、Teamsでのリアルタイム授業の予定で、出席はガイダンスの際説明する出席票に教員からの質問への回答を記載し課題提出から提出していただきます。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】
実務経験の概要 医師、認定産業医、労働衛生コンサルタント