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科目名障害者・障害児心理学/障害児(者)の心理と行動
担当者福島 里美
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目障害の理解と支援
授業の達成目標1. 障害観の歴史的変遷や法的な位置づけを説明できる。
2. 専門職の視点からみた障害の状態像だけでなく、当事者なら、家族ならどう感じるのかという当事者の視点から、支援者の役割を説明できる。
3. 支援者としての自らの適性を判断できる。
今年度の授業内容障害者・障害児の心理社会的課題及び必要な支援について学ぶ
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について授業で扱うテーマについて関連書籍に目を通したり、地域に目を向け、障害をもって生活する際の社会的障壁について考える。
授業後の小テストに取りくみ、復習する。
こうした学修に60時間を要する。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項ご自身の住む地域は、障害のある人にとって住みやすい地域でしょうか?
法改正に伴い、改修された建物や施設はありますか?
身近な建造物や道路、交通機関、制度やサービスに目を向け、
障害をもつ当事者の立場から地域社会に目を向け、考えることは非常に大切です。

 第1回オリエンテーション、障害観の変容と法整備
 第2回知的障害と発達障害の理解
 第3回発達障害とアタッチメント障害の共通点と鑑別点
 第4回障害のある子どもがパニックを起こすとき
 第5回パニックを起こす子どもへの支援介助法
 第6回視覚障害、聴覚障害の理解
 第7回音声・言語障害の理解
 第8回肢体不自由、健康障害、重度重複障害の理解
 第9回障害者支援の実践 -障害者支援機関における公認心理師の役割-
 第10回映画「いきるのに理由はいるの?」の上映と澤監督による講話
 第11回精神障害の理解
 第12回当事者や家族は、障害をどう受け止めるのか
 第13回まとめ
授業の運営方法対面授業の場合:講義を行い、授業の終わりにポータルから小レポートまたは小テストを回収する。
遠隔授業の場合:授業動画によるオンデマンド授業を行い、ポータルから小レポートまたは小テストを回収する。

課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法授業中またはレポートに書かれた質問に対し、フィードバックを行う。
Q&Aからの質問や問い合わせには個別に対応する。
遠隔授業の場合もポータルを通じて同様に対応する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 50% 授業後に回収する小レポートや小テスト
その他 50% 授業最終回にまとめの確認テストを行う
定期試験 0% 実施しない
参考文献 <障害児や障害者の支援領域で働きたい人にオススメの本>
障害者心理学(シリーズ心理学と仕事15)太田信夫(監修)柿澤敏文(編)北大路書房

<障害とともに生きることを考える作品>
小説「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス著 ハヤカワ文庫
マンガ「どんぐりの家」やまぐちおさむ作 ビッグコミックス
映画「レインマン」バリー・レヴィンソン監督
映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」前田哲監督

※参考文献の購入や視聴は、強制しません。興味を持った方は、ご覧ください。

その他、履修生への注意事項 ゲストスピーカーをとして、ドキュメンタリー映画の監督による講話と、障害者支援施設の公認心理師による講話を予定しています。
障害をもつ人の生死にかかわるテーマも扱います。受講や課題提出が心理的に苦痛である場合は、途中退室や別の課題での代替も認めますので、遠慮せずにご相談ください。

<対面授業の進め方>
講義をし、授業毎に1~2問の小テストまたは数行のレポートをポータルから提出していただきます。

<遠隔授業の進め方>
遠隔授業の場合、オンデマンド授業となります。授業動画のURLと配布資料をポータルの授業資料に提示します。
動画と配布資料資料から学習し、授業毎の課題を提出してください。
課題内容は動画内で発表し、課題提出をもって出席とみなします。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】