科目名 | 福祉心理学/精神保健福祉論 | |
担当者 | 福島 里美 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 福祉領域における心理学的理解と対応 | |
授業の達成目標 | 福祉領域で出会う課題について、心理学的視点から説明できる。 福祉領域における心理職の役割を説明できる。 精神保健福祉をとりまく制度や他職種との連携について説明できる。 福祉領域における自らの適性を判断できる。 |
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今年度の授業内容 | 福祉領域における心理的課題と心理職の役割について学ぶ | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業で扱う福祉領域について身近な地域にある支援機関のサービスを調べる。 授業後は小テストやレポートに取組、理解が不十分なところがあれば、復習する。 こうした学修に60時間を要する。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 地域で活用されている支援機関や求められている人材や必要な資格について情報を集めてみましょう。 福祉分野での就職を考えている受講者は、授業やゲストスピーカーの講話をもとに、自らの適性についても考えてみましょう。 |
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第1回 | 授業ガイダンス、福祉領域における心理職の仕事 | |
第2回 | ボランティアやアルバイトを行う際の留意点 | |
第3回 | 子育て世代の精神保健福祉・1 妊娠と出産がメンタルヘルスに及ぼす影響 | |
第4回 | 子育て世代の精神保健福祉・2 児童虐待の予防 | |
第5回 | 児童福祉と精神保健福祉・1 社会的養護における子どもの経験と心 | |
第6回 | 児童福祉と精神保健福祉・2 里親家庭への適応 | |
第7回 | 子どもの心を守る仕事・1 -児童相談所職員による講話- | |
第8回 | 子どもの心を守る仕事・2 -児童養護施設職員による講話- | |
第9回 | 精神障害の理解と支援・1 精神保健福祉の法的位置づけ | |
第10回 | 精神障害の理解と支援・2 精神障害者の生活と支援 | |
第11回 | 老いに伴う変化と支援 | |
第12回 | 女性相談領域の理解と支援 | |
第13回 | まとめテスト | |
授業の運営方法 | 対面授業では、出席コードにて出席を確認し、授業毎に小テストや数行のレポートをポータルより回収する 遠隔授業の場合、オンデマンド授業とし、授業毎の課題提出をもって出席とみなす。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | Q&Aや授業時の質問、レポートに書かれた質問にフィードバックを行う。 テストやレポートには、提出締め切り後に解説や講評を行う。 遠隔授業の場合も同様である。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 50% | 授業毎のレポートや小テスト |
その他 | 50% | 授業最終回に行うテスト |
参考文献 | 福祉心理学を学ぶ-児童虐待防止と心の支援- 2020 菅野恵 勁草書房 試し行動と試しでない行動を乗り越える里親 2021 福島里美 Amazon.co.jp 福祉分野に生かす個と家族を支える心理臨床 2018 日本家族心理学会編 金子書房 子どもと家族への心理的支援 2023(9月頃出版予定) 日本家族心理学会編 金子書房 |
その他、履修生への注意事項 | 児童相談所や児童養護施設等からゲストスピーカーを招き、該当するテーマの回で支援実践についてお話いただく予定です。 児童や障害者、高齢者に対する虐待についても授業テーマとして扱います。 受講や課題提出が心理的に苦痛である場合は、途中退室や別の課題による代替も認めますので、無理せずご相談ください。 <対面授業> 出席コードにて出欠をとります。 授業毎に数行のレポートや1~2問の小テストを行い、ポータルから回収します。 授業最終回では、それまでの課題をもとにテストを実施します。 <遠隔授業> 予め録画した授業動画によるオンデマンド授業を行い、授業毎に数行のレポートか小テストをポータル上で実施します。 課題提出をもって出席とみなします。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |
実務経験の概要 | 公認心理師、臨床心理士 |
実務経験と授業科目との関連性 | 児童相談所での勤務経験や里親支援団体の支援経験をもとに、福祉領域における支援実践の講義を行う |