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科目名発達障害の心理と指導援助/LD,ADHDの心理と指導援助
担当者飯田 順子
開講期2024年度秋学期
科目区分集中講義
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目発達障害の心理と指導援助
授業の達成目標・発達障害の心理と指導援助に関する基本的な知識・技術を理解する
・発達障害の理解と支援のためのアセスメント、カウンセリング、コンサルテーションなどの支援方法を学ぶ
・セルフケアや周囲へのソーシャルサポートについて基礎知識を学び、実践する
今年度の授業内容発達障害について、基礎知識と援助技法について、講義と演習を通して学びます。1日目は主に、発達障害の特徴や心理的影響、発達障害を取り巻く現状(法律、特別支援教育)について学びます。2日目は主に、発達障害のアセスメントと支援について学んでいきます。3日目は主に、発達障害児者への支援について、事例を用いて学んでいきます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について・授業で紹介または配布する資料を読んで、理解をさらに深めてください。
・授業で教科書を指定しますので、予習や復習に活用してください。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項

・教科書を指定しますので、教科書の内容を予習・復習し、自習の時間にあててください。

・授業で扱った内容について、さらに文献を調べたり、自分の興味がある内容について理解を深めてください。
第1回授業ガイダンス・障害とは(障害の社会モデルについて)
第2回発達障害の理解①:主な特徴
第3回発達障害の理解②:発達障害のタイプと脳機能の関連
第4回発達障害の理解③:心理的影響(二次障害について)
第5回発達障害に関する法律:合理的配慮と特別支援教育
第6回発達障害のアセスメント①:概要&知的・認知機能の検査(WISC-IV、KABC-II)
第7回発達障害のアセスメント②:発達障害に特化した各種検査と適応検査
第8回発達障害の指導援助①:本人へのアプローチ(SST、自己理解支援)
第9回発達障害の指導援助②:環境調整型支援(TEACCH、授業のユニバーサルデザイン)
第10回発達障害の指導援助③:家族支援・家族へのアプローチ
第11回発達障害の指導援助④:セルフケア(ストレスマネジメント)
第12回発達障害の指導援助⑤:セルフケア(ポジティブ心理学)
第13回発達障害児者の指導援助の実際:事例検討①
第14回

発達障害児者の指導援助の実際:事例検討②

授業の運営方法①授業は時間通り始めて時間通り終わりたいと思います。遅刻はしないようにしてください。
②質問の時間や話し合いの時間を多く取りたいと思っています。積極的に授業に参加してください。

③わからないこと、不安なことがあれば遠慮なく質問してください。コミュニケーションを大事にして授業を進めたいと思います。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出した課題には、コメントをいれて戻します。
また、授業内で個別にフィードバックを行います。

評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 30% 最後の授業内で学習した内容のまとめのテストを行います。30%
小論文・レポート 30% 各日の最後にミニレポート(感想カード)の記入を求めます。10%×3回=30%
授業参加 40% 授業への参加状況(発言、グループへの貢献度)などを総合的に評価します。
テキスト 授業前にポータルでご連絡します。または授業内で指定します。
参考文献 参考図書
・廣瀬由美子・石塚謙二 特別支援教育 ミネルヴァ書房
・小野次郎・上野一彦・藤田継道 よくわかる発達障害第2版 ミネルヴァ書房
・黒田美保公認心理師のための発達障害入門 金子書房
発達障害について理解を深める絵本
・パトリシア・ポラッコ ありがとう、フォルカー先生 岩崎書店
・バーバラ・エシャム 「ボクはじっとできない―自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし」 岩崎書店

・バーバラ・エシャム 「算数の天才なのに計算ができない男の子のはなし-算数障害を知ってますか?」岩崎書店

その他、履修生への注意事項 履修上のことで何かご相談したいことがありましたら,初回の授業時や授業内で遠慮なくご相談ください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】