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科目名公認心理師の職責
担当者宮崎 圭子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目公認心理師の役割、法的義務、必要な倫理(特に守秘義務と情報共有ついて)、心理に関する支援を要する者等の安全の確保、情報に対する適切な取り扱いを学ぶ。
授業の達成目標公認心理師の役割、法的義務、必要な倫理(特に守秘義務と情報共有ついて)、心理に関する支援を要する者等の安全の確保、情報に対する適切な取り扱いについて、5分野(保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働)における具体的な業務内容、他職種連携と地域連携、これらについて理解し、知識を身につけ、説明することができるようになる。
今年度の授業内容公認心理師の役割、法的義務、国家資格とは何か、専門職としての職業倫理とは何か、必要な倫理(守秘義務、情報共有、多重関係ついて)、心理に関する支援を要する者等の安全の確保、情報に対する適切な取り扱いについて、5分野(保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働)における具体的な業務内容、他職種連携と地域連携、等を学習する。初回は、オリエンテーション、2回目は公認心理師法が成立するまでの歴史的概要を概説する。
なお、本講義科目のカリキュラムマップは、「公認心理師科目」として位置づけられている。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に教科書の関連個所を読み、概要を理解しておく。授業後は、内容を振り返り、復習ノート等にまとめ、理解を深めること。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項昨今、社会では、「心理」、「メンタル」に関する関心が非常に高い。多くのニュースで取り上げられ、また、事件においては「心理」の視点で解説されることが多い。そのような時事ニュースに高い関心を持ち、同じ履修生同士で活発に議論されることを勧める。
第1回オリエンテーション(グルーピングとテーマの割り振りなど)
第2回公認心理師法が成立するまでの歴史的概要、および専門職とは? および公認心理師の役割
第3回多職種連携および地域連携
第4回公認心理師の法的義務および倫理
第5回心理に関する支援を要する者等の安全確保
第6回情報の適切な取り扱い
第7回自己課題発見・解決能力 -自分自身を俯瞰する‐
第8回自己課題発見・解決能力  −職業的成長プロセス、優れた心理職の特徴、生涯学習−
第9回保健医療分野における公認心理師
第10回福祉分野における公認心理師
第11回教育分野における公認心理師
第12回司法・犯罪における公認心理師
第13回産業・労働分野における公認心理師
第14回心理隣接領域における他の国家資格の異同
授業の運営方法・教員のガイダンスのもと、各グループはテキスト(教科書)を分担し、パワーポイントによるレジュメを作成し、そのプレゼンテーションと質疑応答、受講生全員のディスカッションを行う。さらに、提示されるエクササイズについてグループディスカッションを行います。
・モバイルPC、タブレットPC等の端末機を持参下さい。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法・毎回の授業終了前に、その発表内容と授業全体の作業の講評を教員が行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験はなし
小論文・レポート 40% 課されたグループ発表の内容、およびエクササイズのグループ討議の発表
授業参加 20% 平常点と授業ごとのディスカッションへの積極的参加
その他 40% 最終レポート
テキスト 一般財団法人日本心理研修センター(監修) (2023) 公認心理師標準テキスト 金剛出版 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4772419901
参考文献 野島一彦 (監修, 編集) 第1巻 公認心理師の職責 第2版 (2023) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4866161662
その他、履修生への注意事項 将来、公認心理師を希望する学生(必須)、もしくは高い関心のある学生が対象である。
毎回の発表も含め、単なる座学としての科目ではない。評価も含め、厳しさが要求されるので、受講する学生は、それなりの強い動機を持って履修されたい。


卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】