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科目名心理教育的アセスメント
担当者宮崎 圭子
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目面接による、心理教育的援助におけるアセスメントの方法を学ぶ
授業の達成目標心理教育的援助におけるアセスメントでは、「理解する、仮説を立てる、仮説の検討、対策を立てる、対処する」というプロセスをくりかえしながら、よりよい援助の方向性をたえず模索していく事を習得し、説明できるようにします。面接場面や事例の概要を通して、対象者自身および対象者と面接者の関係、さらには対象者の関わる環境を視野に入れたアセスメントの方法についても理解し、説明できるようにします。
今年度の授業内容前半では心理面接場面におけるアセスメントについて概説します。色々なワークを通して、理解を深めます。最終的には、視聴覚教材による具体的事例をもとに、実際にアセスメントを行ってもらいます。「理解する。仮説を立てる。仮説を検討する。対策を立てる。対処する」という一連のプロセスを振り返り、アセスメントの重要性と留意点を明らかにします。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に、ポータルから配信する各回の講義資料を読み、概要を理解しておいてください。授業後は、内容を振り返り、復習ノート等にまとめ、理解を深めてください。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項授業中に話し合えなかった、もしくは疑問に思った問題点は、クラスメートと話し合いましょう。問題意識を高め、理解を深めてくれます。
第1回オリエンテーション
第2回心理アセスメントとは (1)心理アセスメントの歴史的概要
第3回心理アセスメントとは (2)主に医学診断との異同
第4回心理アセスメントの方法
第5回来談するまでとインテーク面接
第6回初回面接および面接場面におけるアセスメント (1)カウンセラーは何を観ているか
第7回初回面接および面接場面におけるアセスメント (2)カウンセラーは何を観ているか。 エクササイズを中心に
第8回初回面接および面接場面におけるアセスメント (3)ミクロなアセスメントとマクロなアセスメント
第9回初回面接および面接場面におけるアセスメント (4)ミクロなアセスメントとマクロなアセスメント
第10回初回面接および面接場面におけるアセスメント (5)アセスメントにおけるパラダイム マルチモーダルと生物-心理-社会モデル
第11回視聴覚教材を使ってのアセスメントの実際  (1)アセスメント記録の作成
第12回視聴覚教材を使ってのアセスメントの実際  (2) グループディスカッション
第13回視聴覚教材を使ってのアセスメントの実際  (3)発表
第14回総括とまとめテスト
授業の運営方法・各受講者が自らの考えに気づき、より広い視点からアセスメントの方法とその課題に気づくことができるよう、多くのワークを取り要れ、レポートにまとめる作業を織り交ぜながら、授業をすすめます。
・授業中、しばしばの小レポート(小テスト)を実施します。
・最終のまとめテストを実施します。
・各自、モバイルのPC、タブレットPC等の端末機を持参ください。

課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法・小テスト実施後、次回の講義にて講評を行います。
・グループディスカッションとその発表では、教員が講評を行います。
・最終のまとめテストの回答は授業期間外に、ポータルより配信します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験はなし。
小論文・レポート 40% 最終レポートと授業中の小レポート(小テスト)
授業参加 20% 授業への積極的参加態度(教員による質問への積極的な発言等)
その他 40% 授業最終日のまとめテスト
テキスト 担当教員が作成するパワーポイントをポータル授業資料に配信します。閲覧日は授業前日から次回授業前までとします。
ダウンロードされたら、必ず、保存しておいてください。
参考文献 心理臨床アセスメント入門/赤塚大樹・森谷寛之・豊田洋子・鈴木國文/培風館/1999
その他、履修生への注意事項 ・授業後半では、視聴覚教材を活用して、グループディスカッションを行います。積極的にディスカッションに取り組んでください。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】