科目名 | 高齢者の心理学 | |
担当者 | 林 葉子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 高齢者の心理学 | |
授業の達成目標 | 高齢者の身体的特性、心理学的特性、認知症について説明することが出来る。高齢者の介護や看護の現場で使われている心理療法を説明することが出来る。 | |
今年度の授業内容 | 高齢社会である現代日本においては、高齢者にまつわる問題の知識と理解が欠かせない。そこで高齢者の知覚的・認知的・心身の特徴を知るだけでなく、高齢者による事故、犯罪、自殺、認知症ケア、高齢者を対象にした心理療法などについての知識を提供したいと思っている。DVDやYouTubeなどを視聴することで、実際の現場の様々な状況を知って貰うようにしたい | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲出する各回の講義資料を読み、疑問に思うことを予め整理しておく。講義終了後は、配付プリントや講義ノートを見直して、自分なりにまとめ直し理解を深めておくこと。 合計60時間 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 高齢者に関する研究は心理学だけではない。老年学や高齢化社会の抱えている問題について、書籍やニュースなどに当たり知見を深めて欲しい。また、高齢者との会話や活動を経験して高齢者を知って欲しい。 | |
第1回 | オリエンテーション(この授業の学び方・課題の提出のし方など)、高齢者とは(DVDを視聴) |
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第2回 | 基礎知識/生物学側面と社会的側面 |
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第3回 | 基礎知識/社会学的加齢理論と心理学的加齢理論 |
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第4回 | 認知情報処理1(理論的側面・注意・記憶と学習) |
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第5回 | 認知情報処理2(高次の情報処理・その他の側面) |
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第6回 | 情動・感情(パーソナリティ・感情・老いの自覚・生きがい) |
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第7回 | 社会とのかかわり(対人関係・社会的援助) |
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第8回 | 介護する側の心理(ヤングケアラー・ビジネスケアラー・介護離職) |
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第9回 | 介護される側の心理(虐待をする側、される側の問題) |
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第10回 | 死と死別 |
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第11回 | 認知症予防 |
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第12回 | 現代の問題 |
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第13回 | 高齢者の心理臨床 |
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第14回 | 研究と実践 |
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授業の運営方法 | テキストを使用して講義する。予習として、疑問点と該当部分の感想をポータルから毎回提出すること。良い疑問については、授業内で解説する。ビデオの視聴や具体的な事例も合わせて提示する。授業終了後、講義に関する課題(〇×式か穴埋め、ビデオなどの感想等)を10問程度ポータルで提示するので、予習と同じファイルでポータルから提出する。授業内にも当該資料についてのリアクションペーパーをチャットで回答する。 | |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 授業で課題の回答を説明する。予習や復習の提出のし方は、第1回のオリエンテーションで説明する(資料もポータルに提示する)。予習の疑問点は、時間があれば、全員の質問を一つのファイルにして授業内で説明する。時間が少ない場合には、講義のなかに織り交ぜながら説明する。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 40% | 期末レポート(ポータルで提出) |
小論文・レポート | 45% | 予習・復習(課題)レポート(ポータルで提出) |
授業参加 | 15% | リサーチクエスチョンの回答内容と提出回数 |
テキスト | 佐藤眞一・権藤恭之編 2016『よくわかる高齢者心理学』ミネルヴァ書房 2,500円+ |
参考文献 | 長谷川和夫「発達と老化の理解」建帛社 杉澤秀博、他 編著、2021『老年学を学ぶ 高齢社会の学際的研究』 論創社 |
その他、履修生への注意事項 | 【出席の取り方】 授業回ごとにポータルの「出席管理」のコード番号をポータルの「掲示登録」から事前に連絡致します。その機能を使いスマートフォンで出席登録をして下さい。なお出席チェックは授業開始から30分までとし、それ以降は出席チェックが出来ないように設定致しますので御注意下さい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |
実務経験の概要 | |
実務経験と授業科目との関連性 | 産業カウンセラーとして、ビジネスケアラーのカウンセリングを実施しており、その経験を授業の資料としたい |