科目名 | 青年期の発達心理学 | |
担当者 | 岩熊 麻由美 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 青年期の発達心理学 | |
授業の達成目標 | 青年期に起こる心身の変化、人間関係の変化を学術的に説明できること。青年期をめぐる社会問題について関心を持ち、自分の問題として課題を抽出できること。青年期の認知機能の発達と心理的な発達課題について、発達心理学における理論から説明できるようになること。 | |
今年度の授業内容 | 人間の生涯にわたる発達の中で、特に思春期・青年期に焦点をあて、この時期の心理・社会的な発達を概観する。身体的な成長・成熟に伴って生じる、生物学的・身体的な変化、心理・社会的な変化を整理し、青年期の認知的発達、自我の発達、社会性の発達、感情の発達、対人関係の発達などについて理解を深める。青年期の発達課題とされるアイデンティィの確立の過程の様相について学んでいく。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にポータルに掲示する各回の講義資料を読み、内容を把握する。授業後に、内容を振り返り独自の講義ノートをまとめ、理解を深める。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 関心をもったテーマや用語を、参考文献などから調べて理解を深める。 | |
第1回 | これから学ぶこと | |
第2回 | 青年期の誕生 | |
第3回 | 前青年期 | |
第4回 | 青年期の心身の変化 | |
第5回 | 青年期の認知機能 | |
第6回 | 感情の発達 | |
第7回 | 社会性の発達 | |
第8回 | アイデンティティの形成 | |
第9回 | 青年期の親子関係 | |
第10回 | 青年期の友人関係 | |
第11回 | 学校の中の青年期 | |
第12回 | 青年期の恋愛 | |
第13回 | 青年期の発達障害 | |
第14回 | 青年期の適応問題 | |
授業の運営方法 | 基本的には講義形式の授業だが、そのテーマに合ったワークを行うことがある。授業の最後に適宜レポートを提出する。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 小テスト・小レポート実施後、次回の講義で解説と講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 70% | テストの点数で評価 |
小論文・レポート | 20% | 小レポートの提出 |
授業参加 | 10% | レポートと参加態度による評価 |
テキスト | 特に指定しない。適宜授業資料を配付する。 |
参考文献 | 白井 利明(2015) よくわかる青年心理学 第2版 ミネルヴァ書房 白井利明・都筑 学・森 陽子(2012) やさしい青年心理学 有斐閣 高坂 康雅・池田 幸恭・三好 昭子(2017) レクチャー青年心理学 風間書房 大山 泰宏(2019) 新訂 思春期・青年期の心理臨床 放送大学教育振興会 |
その他、履修生への注意事項 | 毎回講義の最後にポータルのテストや課題提出機能を用いたレポート提出を行う。 出席はスマートフォンからコード番号を入力することで確認する。 スマートフォン、またはパソコンを講義に持参すること。 第1回目の講義、進め方についての詳しい説明を行うので、かならず資料を見た上で出席すること。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |
実務経験の概要 | 公認心理師 |
実務経験と授業科目との関連性 | 病院精神科の公認心理師として、青年期の対象者に心理的アセスメントや心理療法を行ってきた経験から講義を行う。 |