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科目名視覚と芸術の心理学
担当者三浦 久美子
開講期2023年度秋学期
科目区分集中講義
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目

視覚と芸術の心理学

授業の達成目標

視覚情報である「色彩」を切り口とし、様々な角度から人間を学び、レポートなどで説明できるようにする。その上で、グループに分かれて色彩の好みに関する調査をし、結果をまとめて発表し、人間に対する独自の考察を述べられるようにする。

今年度の授業内容

視覚情報である「色彩」を切り口として、いくつかの視点からの人間理解を深める。具体的には、色彩の物理的側面、心理的側面、文化的側面、および生理的側面における様々な事象を紹介、体験する。そして、色彩の持つ可能性と人間とのかかわりを考察する。

準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前にポータル上に配布される授業用のパワーポイントのスライドを各自印刷し、予習する。授業中に課された小レポートに関する箇所を重点的に復習する。(合計60時間) 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項色彩の心理的側面に関する講義内で、色彩嗜好調査を体験する。実際に、「好きな色」「嫌いな色」を調査し、結果をまとめて発表する。その際、調査の背景や考察に関するデータや事象を、講義内で紹介する参考文献などをもとに自習する。
 第1回

全体ガイダンス、および、さまざまな学問分野における「色彩」の位置づけの理解

 第2回

物理的現象としての色

 第3回

色とパーソナリティ ー色彩心理テスト体験ー

 第4回

色彩心理テスト結果の集計と解説

 第5回

色の好みと色彩感情

 第6回

色を求める心理

 第7回

色彩嗜好調査体験①

 第8回

色彩嗜好調査体験②

 第9回

色の知覚 ー脳が世界をつくるー

文化としての色彩

 第10回

さまざまな色の知覚現象

 第11回

色彩生理学

 第12回文化としての色彩
 第13回

色彩と感覚協調

 第14回

芸術の中の色彩

 第15回

色彩嗜好調査結果発表

授業の運営方法

対面授業を前提とし、座席指定で行う。やむを得ず遠隔授業となった場合は、教場でのパワーポイント、映像などを用いた講義をリアルタイムで配信する。

課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法小レポートや確認テスト、最終テストに関して、理解度の低いものを中心に講義内で再確認する。調査発表に関しては、発表終了後に総評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
小論文・レポート 60% 小レポート、確認テスト、最終テストによって評価する
授業参加 20% 積極的・協力的な授業態度によって評価する
その他 20% 積極的・協力的な発表参加態度によって評価する
テキスト

授業で使用するパワーポイントのスライドをテキストとして使用する。主に穴埋め形式になっており、授業を聴きながら自ら穴を埋めて完成させる。

参考文献

授業内で毎回紹介する。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】