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科目名心理学実験/心理学基礎実験
担当者岡本 潤子
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次2年
単位数2単位
授業の方法実習
授業題目心理学実験/心理学基礎実験
授業の達成目標人間の心理や行動を客観的に捉えるための実証的な方法を理解するとともに、その具体的な方法の習得を目的とします。
① 人間の行動を適切に測定・分析し、仮説を検証できる。
② 結果を基に、科学的なレポートを書くことができる。
③ チームで実験者と実験参加者の役割を取り合い,分析方法や結果の解釈について、生産的に話し合うことができる。

今年度の授業内容認知心理学・知覚心理学・社会心理学などに関連する心理学実験について、現象の概要やその実験方法を学んだ後、数名のチームに分かれて、データ取得・統計分析・レポート執筆・研究発表を行います。
授業スケジュールは状況に応じて変更されることがあります。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について配布された資料に基づき、レポート執筆に必要となる文献を調べたり、統計分析の資料に触れたりしながら、実験テーマに対する理解を深めてください。 合計7.5時間
自習に関する一般的な指示事項心理学を含む自然科学領域の研究論文に触れ、心理学の知見およびレポートの構成について学んでください。
第1回オリエンテーション
第2回心理学実験に必要な統計分析の基礎について①
レポートの書き方について①
第3回心理学実験に必要な統計分析の基礎について②
レポートの書き方について②
第4回ミュラー・リヤー錯視①
第5回ミュラー・リヤー錯視②
第6回記憶の系列位置効果①
第7回記憶の系列位置効果②
第8回ストループ課題①
第9回ストループ課題②
第10回鏡映描写①
第11回鏡映描写②
第12回囚人のジレンマ①
第13回囚人のジレンマ②
第14回振り返りとまとめ
授業の運営方法種目ごとに異なりますが,チームを組んだり,各人で刺激への回答に取り組んだり,実験者と実験参加者を体験します。
 各種目ごとに,実験に関する簡単な講義を受け、それを踏まえて実験を実施します。
 実験終了後、得られたデータを整理し、図表の作成および統計処理を行います。その結果を基にレポートを作成し提出します。
 実験の行い方,データのまとめ方,レポートの作成の仕方は,それぞれ丁寧に説明をします。
 実験で心理学の一側面を,味わっていきます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法種目ごとのレポート提出後,次の種目の時間で,全体の講評を行います。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 30% 出席状況や授業への参加姿勢
小論文・レポート 70% 各種目の実験レポートの形式と内容
テキスト 各回に資料を配布します。
参考文献 各種目で参考となる論文・書籍などを,その都度,紹介します。
村上香奈・山崎浩一編 「よくわかる心理学実験実習」ミネルヴァ書房(2018)
日本心理学会 「<認定心理士資格準拠>実験・実習で学ぶ心理学の基礎」金子書房(2018)
山口真美・金沢創・河原純一郎編「心理学実験-高認心理士の基礎と実践6」遠見書房(2019)
安田恭子・林大輔・中村紘子・金谷英俊・天野成昭「心理学実験演習 図表作成マニュアル」ナカニシヤ出版(2022)
その他、履修生への注意事項 実験の回も,統計分析やレポート作成の回も,授業に集中し,授業時間中に要領よく仕上げることを目指しましょう。
教室の移動や,他の履修者との道具を使った実験など,動くことの多い授業になります。落ち着いて行動し,怪我やトラブルが起きないよう,気を付けましょう。また,他の履修者の迷惑になるような行動は慎みましょう。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】