科目名 | 人体の構造と機能及び疾病/医学概論 | |
担当者 | 宮岡 佳子 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 公認心理師として必要な人体の構造と機能を学び、主要な疾患に対する理解を深める。 | |
授業の達成目標 | (1)公認心理師として必要な心身機能と身体構造について説明できる。(2)公認心理師として出会うことの多い主要な身体疾患について説明できる。(3)がん、難病等の心理に関する支援が必要な主な疾病について説明できる。 | |
今年度の授業内容 | 「大学における公認心理師となるために必要な科目」である。身体疾患を持つ人は心理的な問題をかかえることがあり、公認心理師による心理支援が必要な場合もある。このため、公認心理師にとり必要な医学の知識について教科書を使用して解説する。約三分の二は、人体の構造と機能について学習する。後半三分の一で、主要な内科疾患(生活習慣病、呼吸器疾患、循環器疾患等)のほか、難病、がんについても学習する。またこれらの疾患における心理支援についても学習する。教科書の比率に比べ、最初の人体の構造と機能の比重が高い。これは、基礎的な人体の解剖に関わる部分を理解しないと、身体疾患の理解が難しいため、前半部分の学習に時間をかけるためである。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業の内容部分の教科書の章を読み、知らない単語等はラインマーカーを引いたり、メモを取るなどして、授業中にその単語を意識できるようにする。復習では、スライド資料を見直し、どの部分が重要なのかを把握できるようにする。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 普段使用しない医学用語が多く出てくる。難しい漢字もあるので、よく覚えること。 新聞、テレビ、インターネットを通じ、健康や身体疾患に関する記事を読む。 | |
第1回 | 身体の基本、組織、細胞 | |
第2回 | 器官系 (1) 消化器系①(上部消化管系) | |
第3回 | 器官系 (2) 消化器系②(下部消化管系、肝、胆、膵臓) | |
第4回 | 器官系(3)呼吸器系 | |
第5回 | 器官系(4)血液、循環器系 | |
第6回 | 器官系(5)泌尿器系 | |
第7回 | 器官系(6)骨格系 | |
第8回 | 器官系(7)神経系①(中枢神経系) | |
第9回 | 器官系 (8) 神経系②(末梢神経系)、内分泌系 | |
第10回 | 生活習慣病、メタボリックシンドローム、糖尿病 | |
第11回 | 脳血管障害(脳卒中) | |
第12回 | 難病の理解 | |
第13回 | がんの理解 | |
第14回 | 感染症の理解と対策 | |
第15回 | まとめ | |
授業の運営方法 | 出席はポータルのスマホ出席にする。教科書をまとめたPowerPointのスライド資料を配付する。その資料と教科書を見ながら、授業を進める。毎回、リアクションペーパーと確認小テストを行う。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 確認小テストにおいては、次の授業にフィードバックを行う。期末レポートについては、学期末に全体の講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 行わない。 |
小論文・レポート | 70% | 期末レポート(知識を問う問題も含む)。 |
授業参加 | 30% | 毎回のリアクションペーパー、確認小テスト。 |
その他 | 0% | 行わない。 |
テキスト | 公認心理師カリキュラム準拠 人体の構造と機能及び疾病/武田克彦ら編/医歯薬出版/3,200円+税/ISBN 978-4-263-26597-0 |
参考文献 | ①解剖学 人体の構造と機能/渡辺ひろし/医学芸術社/2003年 /2520円/ISBN-13: 978-4870541832 ②公認心理師分野別テキスト1 保健医療分野 理論と支援の展開/野島一彦監修、津川律子・江口昌克編著/創元社/2019年/2,400円+税/ISBN 978-4-422-11691-4 ③なるほどなっとっく!内科学 改訂2版/浅野嘉延(編)/南山堂/2020年/6,000円+税/ISBN 978-4-525-20722-9 |
その他、履修生への注意事項 | 公認心理師なるために必要な科目である。また後期課程の心理実習Aの履修を希望する場合、この科目の単位を修得することが必要である。 <遠隔授業開始の場合の変更点> 1)出席はポータルのスマホ出席で変更ありません。 2)TEAMSで授業チームを作りますので、遠隔参加者はTEAMSから参加してください。対面参加者がいる場合は、教室のプロジェクターで写します。 3)リアクションペーパー、確認小テストはTEAMSを通じて提出します。 4)TEAMS上では教員は学生が今何を困っているのかが、気づかないことがあります。分からないこと、困ったこと、迷うことがあれば遠慮なく声を出して聞いてください。 5)評価方法は提出方法をTEAMSないしポータルを通じて提出とします。どちらにするかは授業内でお知らせします。 6)提出方法が遠隔を通じてになる以外に、評価方法に変更ありません。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |