科目名 | 教育・学校心理学/学校心理学概論 | |
担当者 | 新井 雅 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | カリキュラムにより異なります。 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 教育現場における心理社会的課題の現状・背景および支援 | |
授業の達成目標 | 学校における児童生徒の学習や発達に関連する基礎知識と共に、教育現場において生じている様々な心理社会的問題の現状と背景を理解し、その援助・支援・予防に関する知識・技能・態度について、その重要点を指摘・説明できる。 | |
今年度の授業内容 | 現代の学校教育が抱えている諸問題を学校心理学や教育心理学的な観点から学ぶ。具体的には、学習、記憶、動機づけ、教授法、教育評価、学級集団・学校組織など,児童生徒の学習や発達に関連する教育心理学的な基礎知識と共に,学校不適応や発達・教育上の困難を抱える児童生徒への理解と心理教育的な援助の方法、学校内外の援助資源を活かした連携・協働・チーム援助の実践、早期発見・早期対応、予防・開発的な取り組み、心の健康教育等の知識、技能について学びを深める。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ポータルやMicrosoft Teamsを通して事前に配布される各回の授業資料を読み、内容や疑問点等を整理しておく。授業終了後は、授業資料やノート、授業内で行われた説明を振り返り、まとめ直すなどして自分なりに理解を深めておくこと。必要に応じて参考文献を活用しながら予習・復習に努めること。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 配布資料の復習に加え、近年の教育問題の動向に関心を持ち、参考文献も活用しながら学習を進めること。 | |
第1回 | 現代の学校教育における諸問題と教育・学校心理学の役割 | |
第2回 | 学習・教授を支える教育心理学の理論と方法(1)学習 | |
第3回 | 学習・教授を支える教育心理学の理論と方法(2)記憶 | |
第4回 | 学習・教授を支える教育心理学の理論と方法(3)教授法・教育評価・学習意欲 | |
第5回 | 子どもの学びや発達を支える学校での社会的関係、学級集団、学校組織 | |
第6回 | 学校における心理支援の構造−心理教育的援助サービス | |
第7回 | 心理教育的援助サービスの知識と技能(1)アセスメントとカウンセリング | |
第8回 | 心理教育的援助サービスの知識と技能(2)コンサルテーション・チーム援助 | |
第9回 | 学校教育が抱える諸問題の多様化と支援・制度(1)不登校・いじめ | |
第10回 | 学校教育が抱える諸問題の多様化と支援・制度(2)発達障害と特別支援教育 | |
第11回 | 学校教育が抱える諸問題の多様化と支援・制度(3)問題行動・非行 | |
第12回 | 学校教育が抱える諸問題の多様化と支援・制度(4)多様性と共生 | |
第13回 | 学校予防教育と心の健康教育 | |
第14回 | 学校・教育領域における⼼理専⾨職の専⾨活動 | |
授業の運営方法 | ・ポータルやMicrosoft Teamsを通して配布される授業資料を用いて授業を進める。 ・授業内容に応じて、適宜、ワークやディスカッションを取り入れる場合がある。 ・リアクションペーパーを用いて、授業内容に関する意見・考え・振り返りの記述を求める。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | レポート課題等の内容について、授業時間内やポータル、Teams等を通して、全体的な講評やコメントなどを行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 70% | 課題レポート |
授業参加 | 30% | リアクションペーパー(授業内容に関わる意見・考え、振り返り) |
その他 | 0% | 実施しない |
テキスト | 特に指定しない |
参考文献 | ・教育・学校心理学(公認心理師の基礎と実践 第18巻) /石隈利紀(編集)/2019年/遠見書房 ・教育・学校心理学(公認心理師の基本を学ぶテキスト 18)/水野治久・串崎真志(編)/2019年/ミネルヴァ書房 ・学校心理学 / 石隈利紀 / 1999年 / 誠信書房 ・学校心理学ハンドブック第2版 / 日本学校心理学会(編) / 教育出版 / 2016年 ・チーム学校での効果的な援助 / 水野治久ほか (編集) / 2018年 / ナカニシヤ出版 ・生徒指導とカウンセリング (新教職教育講座) / 石隈利紀・庄司一子 (編集) / 2014年/ 共同出版 ・探究! 教育心理学の世界 / 藤澤伸介 (編) / 新曜社 / 2017年 ・「資質・能力」と学びのメカニズム / 奈須正裕 (著) / 2017年 / 東洋館出版社 ・教師として考えつづけるための教育心理学/大久保智生・牧 郁子(編)/2018年/ナカニシヤ出版 ・やさしい教育心理学 第5版/鎌原雅彦・竹綱誠一郎/2019年/有斐閣 ・教育心理学 (MINERVAはじめて学ぶ教職)/濱口佳和(編集)/2018年/ミネルヴァ書房 |
関連ページ | ・「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) https://www.mext.go.jp/content/20210126-mxt_syoto02-000012321_2-4.pdf ・チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(答申)(中教審第185号) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1365657.htm ・児童生徒の教育相談の充実について(報告) https://www.pref.shimane.lg.jp/izumo_kyoiku/index.data/jidouseitonokyouikusoudannjyuujitu.pdf ・生徒指導提要(改訂版) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008_00001.htm |
その他、履修生への注意事項 | ・ポータルを用いた出席登録やリアクション・ペーパーの提出により出席状況の判断を行う。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |