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科目名知覚・認知心理学/認知心理学
担当者飯高 晶子
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目認知心理学の基礎
授業の達成目標  本授業では、知覚、記憶、感情、問題解決といったテーマをとりあげ、人間の知覚・認知機能についての基礎的な知見を学んでいく。人の感覚・知覚等の機序及びその障害について概説できること、人の認知・思考等の機序及びその障害について概説できることを目標とする。
今年度の授業内容  見る、理解する、覚える、考えるといった心の働きはどのように解明されてきたのだろうか。講義では、視覚認知、感性認知、記憶、感情、思考過程など、人間の認知機能及びその障害に関して、人間を情報処理システムとして捉える認知心理学の研究を概観し、理解を深めていく。また、それらの認知研究の成果が、教育や臨床、人間関係にどのように応用できるのかを検討し、人間の心の働きとその仕組みについての理解を深める機会とする。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について・事前にテキストや参考文献などを参照し、各テーマについての基礎的な知識を学習しておくこと。
・授業で実施する小テストの問題は必ず解き直し、授業内容の理解に努めること。
・授業後は、配付資料や参考文献などを利用して十分な復習を行い、テキストにあるWORKなどについて考えておくこと。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項興味のある分野について、テキストのブックガイドなどを利用して理解を深めること。
第1回ガイダンス:感覚知覚の一般的特徴
第2回視覚
第3回いろいろな感覚:聴覚、味覚・嗅覚、体性感覚
第4回対象の知覚
感覚・知覚の障害
第5回注意のメカニズム
第6回記憶1:ワーキングメモリ
第7回記憶2:長期記憶
第8回記憶3:日常記憶
第9回推論と問題解決
第10回確率判断
第11回概念と知識
第12回認知と感情
第13回認知・思考の障害
第14回まとめと試験
授業の運営方法講義を主とするが、映像資料なども用いるほか、簡単な実験などを行ってもらうこともある。
また、授業では数回の小テストを実施し、理解を確認する。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法小テスト実施後、解説と講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない
小論文・レポート 0% 実施しない
授業参加 40% 授業内小レポート・小テストの提出
その他 60% 授業最終日に実施する授業内試験
テキスト 基礎から学ぶ認知心理学/服部雅史ほか/有斐閣ストゥディア/2015/1,944円 978-4641150270
参考文献 認知心理学 知のアーキテクチャを探る 新版/道又爾ほか/有斐閣/2011/2,268円 
978-4641124530
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】