科目名 | 知覚・認知心理学/認知心理学 | |
担当者 | 飯高 晶子 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 認知心理学の基礎 | |
授業の達成目標 | 本授業では、知覚、記憶、感情、問題解決といったテーマをとりあげ、人間の知覚・認知機能についての基礎的な知見を学んでいきます。人の感覚・知覚等の機序及びその障害について概説できること、人の認知・思考等の機序及びその障害について概説できることを目標とします。 | |
今年度の授業内容 | 見る、理解する、覚える、考えるといった心の働きはどのように解明されてきたのだろうか。講義では、視覚認知、感性認知、記憶、感情、思考過程など、人間の認知機能及びその障害に関しての、伝統的な心理学研究から、人間を情報処理システムとして捉える認知心理学の研究を概観し、理解を深めていきます。また、それらの認知研究の成果が、教育や臨床、人間関係にどのように応用できるのかを検討し、人間の心の働きとその仕組みについての理解を深める機会とします。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前にテキストや参考文献などを参照し、各テーマについての基礎的な知識を学習しておくこと。 授業後は、配付資料や参考文献などを利用して十分な復習を行い、テキストにあるWORKなどについて考えておくこと。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 興味のある分野について、テキストのブックガイドなどを利用して理解を深めること。 | |
第1回 | ガイダンス:感覚知覚の一般的特徴 | |
第2回 | 視覚 | |
第3回 | 聴覚 | |
第4回 | いろいろな感覚:味覚・嗅覚、体性感覚 | |
第5回 | 対象の知覚 | |
第6回 | 感覚・知覚の障害 | |
第7回 | 注意のメカニズム | |
第8回 | 記憶1:ワーキングメモリ | |
第9回 | 記憶2:長期記憶 | |
第10回 | 記憶3:日常記憶 | |
第11回 | 推論と問題解決 | |
第12回 | 概念と知識 | |
第13回 | 認知と感情 | |
第14回 | 認知・思考の障害 | |
第15回 | まとめと試験 | |
授業の運営方法 | 遠隔授業の実施に関しては、オンデマンドによる映像配信や授業教材の配付を基本とするが、Microsoft Teamsによるリアルタイム授業を行う場合もある。「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。 | |
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 小テスト実施後、回答の解説と講評を行う。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 40% | 授業内小レポート・小テストの提出 |
その他 | 60% | 授業最終日に実施する授業内試験 |
テキスト | 基礎から学ぶ認知心理学/服部雅史ほか/有斐閣ストゥディア/2015/1,944円 978-4641150270 |
参考文献 | 認知心理学 知のアーキテクチャを探る 新版/道又爾ほか/有斐閣/2011/2,268円 978-4641124530 |
その他、履修生への注意事項 | <遠隔授業における出席の取り方> 遠隔授業実施時は、授業終了後のポータルを通じた課題提出をもって出席とする。 遠隔授業をリアルタイムで実施する際は授業内で出欠の確認を行う。 <その他> 初回の授業でも、詳細な運営方法について説明する。簡単な実験や発表などを行ってもらうこともある。そうした活動に積極的に参加する姿勢を期待する。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【心理学部 臨床心理学科】 |