科目名 | 社会調査実習II | |
担当者 | 牧野 修也 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 3年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 実習 | |
授業題目 | 社会調査実習Ⅱー社会調査の手法を、実際に行いながら体得する | |
授業の達成目標 | 本講義は、春学期に開講される「社会調査実習Ⅰ」と合わせて履修することで成り立つものである。したがって、この講義を履修するものは、春学期の「社会調査実習Ⅰ」も必ず履修すること。 講義内容としては、調査計画の立案、調査の実施、調査結果についての分析や考察、成果報告書の作成に至る社会調査の一連の過程を経験することで、実際に社会調査を設計・実施し調査をまとめる能力を養うことを目標とする。講義科目であるが、科目の性質上、実習の側面も大きく、講義時間外での個人的学習時間やグループ討議と発表も求められる。 特に、「社会調査実習Ⅱ」においては、夏期休暇中に行った現地調査で得られた資料を踏まえて、調査報告書を作成することを通じて、実際に調査を経験することを目標とする。 なお、この授業においては、社会調査の技術の中でも、特に、既存統計資料の整理、文献資料調査とインタビュー調査と観察の結果を踏まえて、調査報告書を作成することを体得するすることを強く念頭に置いていく。 |
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今年度の授業内容 | 調査は、農村社会学・地域社会学・観光社会学・観光人類学の視点から行う。調査対象地は、長野県南佐久郡小海町およぶ周辺市町村(必要に応じて、東京圏の関係諸機関や個人が対象になる可能性があります)を対象とする。調査実施時期については、夏期休業中を予定している。調査全体のテーマは、「都市-農村交流および地域づくり」とする。履修者は、全体テーマの枠組みの中で、テーマ設定とグループを作り、具体的な作業を行っていく。 具体的なプロセスについては、夏期休暇中に得られた基礎に調査報告書を作成していく。また、グループによっては必要に応じて、追調査を実施する場合もある。 実習に参加しない者および調査報告書を提出しなかった者の単位は認定しないので留意すること。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 調査データの整理とまとめ(90分) 報告書の執筆(90分) |
合計7.5時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 実習科目のため、授業時間内に行うのは、履修者による調査の目的や仮説、調査計画についての報告と議論が中心となる。そのため、実際の事前の資料収集や分析、仮説の検討や調査計画の立案については授業外の時間に行うことになる。したがって、講義時間外の個人的学習やグループ討議は必然的に必要となる。 また、実際の調査も授業時間外(具体的には、夏季休暇期間の1週間程度)に行うことになる。 |
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第1回 | ガイダンス 現地調査の振り返り |
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第2回 | 調査データの整理と検討(フィールドノーツの整理・音声記録の文字化・文献資料の整理) | |
第3回 | 調査データの整理と検討(フィールドノーツの整理・音声記録の文字化・文献資料の整理) | |
第4回 | 調査データの整理と検討(フィールドノーツの整理・音声記録の文字化・文献資料の整理) | |
第5回 | 調査データと既存研究の知見との照合と検証 | |
第6回 | 調査データと既存研究の知見との照合と検証 | |
第7回 | 調査データと既存研究の知見との照合と検証 | |
第8回 | 中間報告の発表と討議 | |
第9回 | 中間報告の再検討 | |
第10回 | 中間報告の再検討 | |
第11回 | 中間報告の再検討 | |
第12回 | 中間報告2の発表と討議 | |
第13回 | 最終報告書の構成の検討 | |
第14回 | 最終報告書の構成の検討 | |
授業の運営方法 | 講義および実習であるから、担当者の講義とともに、グループ内の討議と文献の再検討・報告書の執筆が中心となる。 したがって、グループ内の作業が中心となる。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | グループごとの発表に対するコメント レポートの添削 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 定期試験は実施しない |
小論文・レポート | 80% | 1.中間報告(2回) 2.最終報告書 |
授業参加 | 15% | 中間報告の参加態度・内容 |
その他 | 5% | グループ活動への参加度 |
テキスト | 社会調査実習Ⅰと同じ その他、テーマに即して、適宜、必要文献をグループごとに提示する。 |
参考文献 | 社会調査実習Ⅰと同じ |
関連ページ | 小海町HP https://www.koumi-town.jp/ |
その他、履修生への注意事項 | 現地調査に参加しない者・報告書の原稿を提出しなかった者は単位認定をしない。また、調査地において、遅刻や無断キャンセルは厳禁行為であるから、通常の講義においても、正当な理由がない限り、遅刻や早退や欠席は厳禁である。遅刻・早退・無断欠席が多い者は実習参加を認めない場合もあるので十二分注意すること。 必要に応じて、追調査をグループごとに行う場合がある。その場合の費用は、学生の自己負担となる。 夏期休暇中に、調査がっじしできない場合、秋学期にオンラインインタビューもしくは質問紙調査を行う可能性もある。 小海町については、以下のことを参照して欲しい。 小海町は八ヶ岳東麓の千曲川上流域に位置する町である。千曲川を挟んで東西に分かれて、標高800~1000mの位置に集落が点在している。千曲川の西岸は八ヶ岳の裾野の傾斜地であり、東岸は秩父山地の裾野の段丘地帯となっている。また、1956年までは、西岸が北牧村・東岸が小海村として存在し、両村が合併することで小海町が成立した。合併後、一貫して人口は減少し続けている。高齢化率も40%であり、2050年の日本の姿であると報道されたこともある。主たる産業としては、高原野菜を主とした農業と釣り・キノコ狩り・登山などのアウトドア系の松原湖周辺の観光が挙げられる。また、『君の名は』や『天気の子』で知られる映画監督新海誠氏の出身地としても知られる。 【遠隔講義実施の場合】 1.講義はTeamsもしくはZoomなどを用いて行う。 2.出欠は、毎回、期限を指定したコメントシートで行う |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】 |