科目名 | 社会調査実習I |
担当者 | 佐野 美智子 |
開講期 | 2024年度春学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 3年 |
単位数 | 2単位 |
授業の方法 | 実習 |
授業題目 | 「文京エリアスタディ」を調査テーマに、社会調査の全過程を体験を通じて学習する(社会調査実習Ⅱと合わせて履修すること) |
授業の達成目標 | 本授業では、実習Ⅰ・Ⅱを通じて、調査の企画・設計から、実査(質問紙調査)、データの集計・分析、考察、調査報告書の作成まで、社会調査の全過程を一通り、体験を通じて学習する。社会における多様な問題の発見や解決策を講じるための手法として、社会調査の手法を理解し、実際に活用するためのスキルを身に付ける。自立して社会調査を企画・実施できることを授業の達成目標とする。実習Ⅰでは、実査の前段階までを行う。 |
今年度の授業内容 | 調査の全体テーマは設定するので、まず、全体テーマに関連する事実調べや先行研究・調査資料の検討を行い、サブ・テーマを決める。サブ・テーマごとにグループを作り、事実調べや先行研究調べをおこなう。グループワークの結果をもとに、調査対象やサンプリング方法、調査方法等の検討を行う。必要に応じて調査対象に対するインタビュー調査やフィールドワークを行い、グループごとに調査仮説をたてる。仮説検証を目的に、質問項目を考える。各グループが考えた質問項目を一つの調査票にまとめる。ここまでが実習Ⅰの内容となる。実査は9月に行う。 |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業では、毎回のように調べてきた内容について報告をしてもらう。自他の報告内容に対する教員からのコメントを参考に、情報収集の方法やまとめ方について、改善点を明らかにし、次回の調べに活かすこと。 |
合計7.5時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 社会調査実習では授業時間外のグループワークが欠かせない。グループでのワーキングに先立って、各自が準備すべきことも多い。グループワークではフリーライダー(ただ乗り)が出ないように、各自が責任をもって協働することが必要である。 |
第1回 | 全体テーマの検討:教員によるガイダンス、調査倫理について |
第2回 | 全体テーマの検討:事実調べ、先行研究・調査資料の収集と検討 報告① |
第3回 | 全体テーマの検討:事実調べ、先行研究・調査資料の収集と検討 報告② |
第4回 | サブ・テーマの決定とグループ編成 |
第5回 | サブ・テーマごとの検討:事実調べ、先行研究・調査資料の収集と検討 報告① |
第6回 | サブ・テーマごとの検討:事実調べ、先行研究・調査資料の収集と検討 報告② |
第7回 | 調査設計(調査対象やサンプリング方法,調査方法の検討) |
第8回 | サブ・テーマごとの検討:仮説をたてる 報告 |
第9回 | サブ・テーマごとの検討:調査項目の設定 報告 |
第10回 | サブ・テーマごとの検討:質問項目の作成 報告① |
第11回 | サブ・テーマごとの検討:質問項目の作成 報告② |
第12回 | 全体の調整:調査票の作成 報告① |
第13回 | 全体の調整:調査票の作成 報告② |
第14回 | 全体の調整:調査票の作成 報告③ |
授業の運営方法 | まず、全体テーマに関連する事実調べや先行研究・調査資料の検討を行い、その上でサブ・テーマを設定する。サブ・テーマごとにグループを編成し、その後はグループごとに調べを進めながら全体の調整を図っていく。授業は、教員による説明→グループワーク→ワーク内容の報告→全体調整というサイクルで進める。授業は、教員説明、グループ報告、全体調整が中心になるので、グループでのワーキングは授業時間外が中心になる。 |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 各回の報告内容に対して講評を行うとともに、レポートの書き方、グラフや表の作成方法については、学生が報告用に提出した文書にコメントや赤入れをしてフィードバックする。その際、ポータルやTeamsを利用して全員で共有できるようにする。 |