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科目名質的調査法
担当者牧野 修也
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次3年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目質的調査法の方法と実践
授業の達成目標1.質的調査法の特徴を理解する
2.質的調査法の方法と特色を理解する
3.質的調査法に基づく作品を読み解くことができる
4.質的調査法に基づく作品を作成することができる
今年度の授業内容社会調査の方法としては「量的調査法」と「質的調査法」の2つがある。本講義は、後者の視点から行うが、先ずは、質的調査法の特色を量的調査法との比較で説明する。その後に、質的調査法の方法について説明する。
 これらの内容を踏まえた上で、質的調査法の方法のいくつかを組み合わせて、自分自身の作品を作成することを行っていく。テーマについては、受講者自身の関心に合わせて行っていく。方法については、それぞれの関心とテーマに合わせて考えていきたい。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に配布する資料を読み、テキストの各回の講義テーマに応じた箇所を読みまとめる.(60分) 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項1.作品作成に当たっては、講義時間外での作業が多くなる。講義時間内においては、作成作業の確認と相談が中心となる。
2.質的調査法に基づく作品もしくはドキュメンタリーを多く読んだり、見たりして欲しい。そのことが、自己のアイデアのヒントになったり、「引き出し」の数を増やすことにもつながる。
第1回社会調査における質的調査の位置づけ
質的調査の認識と方法的特徴
第2回質的調査の歴史、質的データの種類と特徴
トライアンギュレーション
第3回質的調査における記述の問題:厚い記述を中心として
第4回「語り」の位置づけ:ヒストリーとストーリーの違い
第5回「記憶」をどう理解するのか
第6回フィールドノーツの作成方法
第7回質的調査の方法(1):面接とインタビュー
第8回質的調査の方法(2):観察の方法
第9回質的調査の方法(3):参与観察とアクション・リサーチ
第10回エスノグラフィー とは何か
第11回文献調査の方法①:ドキュメントデータの検索方法と資料選択
第12回文献調査の方法②:ドキュメントデータの読解と解釈
第13回映像分析:映像資料の分析方法
第14回SNS調査の方法と可能性および限界
授業の運営方法担当者による講義を中心に行っていくが、映像資料や実習的手法を用いることもある。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法講義内において、匿名の形でコメントとして講評する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 記述式定期試験 (レポートに変わる可能性もあります)
授業参加 24% 各回のコメントシート
小論文・レポート 16% 複数の質的調査の技法を用いた作品の作成
テキスト 特定のテキストは用いないが、参考資料に挙げた文献は参照して欲しい。ポータルに挙げる資料を中心に講義を進めていく。
参考文献 谷・山本編著2010『よくわかる質的社会調査 プロセス編』ミネルヴァ書房
工藤・寺岡・宮垣編『質的調査の方法第3版』法律文化社
文・山口・小山・山本編2023『社会にひらく社会調査入門』ミネルヴァ書房

その他については、随時、講義を通して提示していく
その他、履修生への注意事項 講義時間外の作業が多くなることは確認して欲しい。

【遠隔講義実施の場合】
1.講義はTeamsもしくはZoomなどを使って行う。
2.出欠については、提出期限を指定したコメントシートで行う。
3.試験はレポートで行う
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科】